9月29日に発表された8月の全国消費者物価指数は、「生鮮食品を除く総合」(CPIコア)が前年同月比▲2.4%となり、前月の同▲2.2%からマイナス幅を0.2%ポイント拡大。今回も過去最大のマイナス幅を更新した。また、商品先物の上下動によって振れやすい2つのカテゴリーを除いた、「食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合」のCPI(いわゆる欧米型CPIコア)は前年同月比▲0.9%で、前月から変わらなかった。
しかし、9月の東京都区部消費者物価指数(中旬速報値)を見ると、欧米型コアは前年同月比▲1.4%で、前月の同▲1.1%からマイナス幅を0.3%ポイントも拡大していた。デフレ圧力は、一段と強まっている。