29日の東京市場でドル円は77.45近辺と3月17日以来の安値水準を付けた。正午前に関係筋の話として、現地時間28日に予定されていたベイナー米下院議長(共和党)案の採決を実施しないとの報道が流れると、ドル円は77.70台から77.40台まで下落。つれてクロス円も値を落とし、カナダ円とポンド円は今月13日以来の水準まで下げ幅を広げている。
その後市場はドル売りに傾き、ユーロドルは本日の高値を更新、ドルスイスは本日の安値を更新したが、午後2時半前に格付け会社ムーディーズがスペイン債の格付けを引き下げ方向で見直すと伝わるとユーロは全面安になった。ユーロドルは本日の安値圏まで値を落とし、ユーロ円は今月18日の安値に並び、ユーロスイスは本日の安値を更新した。つれて豪ドルやNZドル、ポンドやカナダドルも対円、対ドルで売られた。
ムーディーズはスペイン債の格付け「Aa2」を引き下げ方向で見直すとし、引き下げた場合でも1段階にとどまるとの認識を示した。

Klugアナリスト 鈴木信秀