27日の東京市場でドル円は77.70近辺と3月17日以来となる77.70台を一時つけた。米連邦債務上限問題は依然進展が見られず、ドルが売られやすいという。また、スポット対応日が月末に当たり国内輸出企業の売りも入ったようだ。ドルは主要通貨に対して売られ、ユーロドルでは今月5日以来の水準、ポンドドルでは6月14日以来の水準、NZドル/ドルでは変動相場制以前の1981年5月以来の水準までドル安が進んだ。債務問題を嫌気した安全資産買いからNY金先物は時間外取引で過去最高値を更新している。
ドライアー共和党下院議員は、下院議長提案で27日の採択はない、との認識を示した。共和党が過半数を占める下院は27日、ベイナー議長提案の採決に踏み切る可能性があったものの少なくとも28日までの延期となり、米連邦債務上限問題は協議が停滞したままだ。

10:30に発表された豪第2四半期の消費者物価指数は予想を上回り豪ドルは急騰した。豪ドル/ドルは発表前に20ポイント程度売られたが発表後急速に買われ、1.1060台と1983年の変動相場制移行後の最高値を更新した。豪ドルは全面高となりユーロ/豪ドルはユーロ安/豪ドル高に進み、ユーロドルも一時値を崩す場面があった。

Klugアナリスト 鈴木信秀