11日に内閣府から発表された1-3月期の四半期別GDP2次速報(2次QE)で、実質GDPは前期比▲3.8%(同年率▲14.2%)に小幅上方修正された。それでも、4四半期連続のマイナス成長、戦後最悪記録を更新という姿に変わりはない。
内外需別の寄与度は、内需が▲2.3%ポイント(1次QEの▲2.6%ポイントから上方修正)、外需が▲1.4%ポイント(1次QEと変わらず)。昨年10-12月期(改定値)は、内需が▲0.3%ポイント、外需が▲3.2%ポイント。輸出急減ショックから国内需要の落ち込みへと、景気悪化の主役が変わりつつある姿にも変わりはない。なお、実質GDPは前年同期比では▲8.8%である。