「香り表現」授業に人工知能? “仕掛け人”が語る意外な必然性 日本でも進む「嗅覚」の感性教育、新たな技術で新展開へ 2022.2.18(金) 漆原 次郎 フォロー フォロー中 ベンチャー・スタートアップ 教育 シェア29 Tweet この写真の記事へ戻る 「香り」を教材とした、小学校「生活科」向け感性教育プログラムの授業風景。(写真提供:セントマティック) (上)授業で使ったワークシートと「カオリウム」。(下)自分とクラスメイトの選んだ言葉の違いを確かめる子どもたち。(写真提供:セントマティック) 拡大画像表示 栗栖俊治(くりす・としはる)氏。セントマティック代表取締役。慶応義塾大学大学院卒業後、NTTドコモ入社。「しゃべってコンシェル」、音声認識機能、GPS機能などのプロジェクトリーダーを担当。NTTドコモ・ベンチャーズ シリコンバレー支店へ出向。2019年、セントマティック設立。現在に至る。同社は、AIシステム「カオリウム」で、日本酒、フレグランス、チョコレートなどの風味を言葉に可視化するサービスを小売業などに提供してもいる。(写真提供:セントマティック) 授業とは別日に「カオリウム」を筆者が体験したときの表示画面。「メム」という香水の香りに対し、「みずみずしい」「強い」「落ち着き」などの言葉が示された。複数の香りを選んだ上で、「“青空に泳ぐこいのぼり”のような香り」といった表現を導くこともできる。逆に、自分の感覚に合った香りを選ぶこともできる。 拡大画像表示