28日の東京市場でドル安は継続した。米ドルの総合的な価値を示すドルインデックスは2008年7月以来の73割れとなっている。ドル円は早朝の82円台前半から81円台半ばに下落し、ドルカナダは一週間ぶりの水準まで落ちた。また豪ドル/ドルは過去最高値を更新、ポンドドルは2009年11月のレベル、ユーロドルは同年12月のレベルまで上伸、それぞれドル安の水準で推移している。
昨晩の米FOMCでは量的緩和第2弾(QE2)の6月末までの完了を確認し、バーナンキFRB議長は米景気に関して慎重姿勢を示したことでドル売りに拍車がかかっている。
ドル安が全面的に進む中、クロス円は買いが優勢となった。豪ドル円は今月11日のレベル、ユーロ円は13日以来のレベル、ポンド円は15日のレベルまでそれぞれ上昇した。
ドル円は仲値にかけて82円台を回復する場面があった。明日から大型連休を控えた月末で、実質5・10日(ごとうび)ということもあって相当量のドル不足があったという。ただ、仲値過ぎにじりじり値を落としてった。13:31に日銀が政策金利の据え置きを発表したが相場への反応は薄かった。
◆NZ準備銀行(中央銀行)、政策金利据え置き
NZ準備銀行は早朝、政策金利の2.5%据え置きを発表した。据え置きは予想通りだったが、ボラード総裁は経済見通しについて「引き続き非常に不透明」と指摘したこともありNZドルは一時急落した。NZドル/ドルは0.80台後半から0.80台前半に急激に値を落とし、豪ドル/NZドルは1.34台前半から1.35台前半と豪ドル高/NZドル安が進みその後1.35台後半まで上伸している。この豪ドル高/NZドル安が豪ドル/ドルの上昇の一因ともなった。NZドル/ドルに関してはドル安の流れを受けてその後0.80台後半に値を戻している。
Klugアナリスト 鈴木信秀