『LINE Pay』の残高でつみたて投資ができる
──そういえば、投信の自動積立サービスもスタートしましたね。
石川 2020年6月17日から始めました。『LINE Pay』のアカウントで簡単に設定できる点が魅力です。毎月の引落としは、『LINE Pay』の残高か、『LINE Pay』に連携している銀行口座のどちらかを選択いただけます。
投信の最低投資金額は100円ですが、投資信託のつみたて投資の場合は毎月最低1,000円からです。他の取引同様、投資信託のつみたて投資でもLINEポイントを利用した買い付け(1ポイント=1円)もできます。
──自動積立サービスを始めようと思ったのはなぜですか?
石川 当社は20~30代の口座開設者が多く、そういう方々が少額から時間を味方につけた投資を実践するなら、やはりつみたて投資が一番だと思いサービスを開始しました。積立投資の効果もずいぶん認知されるようになり、ニーズが高いことも理由です。過去に戻って、新卒の社会人だった頃の自分に勧めたいですね。
──同感です(笑)。
単なる情報ではなく、「コンテンツ」を提供
──資産形成は継続することがとても大切です。初心者が無理なく投資を継続できるためのサービスや取り組みなどはありますか?
石川 投資信託のつみたて投資は、まさに資産形成を継続していただくための仕組みといえます。個別株では、「株のタイムセール」キャンペーンも不定期ながら実施していますので、ぜひそういう機会を利用しながら株式投資にもっと親しんでほしいと思います。
タイムリーな情報提供も投資を継続してもらうための取り組みと考えます。当社では、決算速報の通知を公式アカウントから配信しています。気になる企業をウォッチリストに加えておけば、決算のタイミングでサマリーを読めるので、今後の投資判断にいち早く役立つでしょう。
──意外と決算情報とかチェックしませんからね。お知らせが来れば読むようになるかもしれません。
石川 初心者にとっては決算情報自体、とっつきにくいと思います。当社では、視覚的にわかりやすい『決算ビジュアルレポート』という独自の形式で配信しているので、親しみやすいと思います。AIによる株価トレンド予想も面白いのでぜひチェックしてください。
「1株3,000円以下で買える」「お気に入りが多い」「好業績予想」「人気優待」など、20の人気のカテゴリーから投資したい銘柄がすぐに見つかるコンテンツもあるので、初心者でも投資したい銘柄が見つけやすいと思います。
──単なる情報提供ではなく、見やすく、わかりやすく工夫されたコンテンツとして提供することで、資産形成により親しんでもらい、それが継続につながるということですね。投資の教育や啓蒙といった面ではいかがですか?
石川 よく「まずは始めてみよう」なんて言いますが、数十万円必要だとなかなか始められませんよね? でもLINE証券なら口座開設で株の購入代金をプレゼント、自分のお金で始める場合も少額から可能です。さらに貯まったLINEポイントで株や投信を買うこともできます。
やっぱりいくら勉強しても実際に始めないことには、自分事として考えられないものです。だからこそ、当社では株式を実際に保有してもらうことをとにかく重視しています。
実際に保有してみると、日々の値動きが気になったり、決算後に大きく価格が動くといった体験をしてもらえます。きっと株価指数にも敏感になると思います。