おはようございます。

今週は波乱の幕開けとなりました。

18日は主要経済指標の発表にかけて焦点が定まらない展開かと思っていましたが、NY市場をウォッチするために会社にきたら・・・・

ドルが売られていました。

米格付け会社S&Pが、米国債の格付けAAA維持、見通しをネガティブに引き下げ、

との報道が流れていました。NY株式市場がこれを嫌気して大幅安となったことで、
ドル円が82.19レベルまで下落。

それ以外の通貨ではクロス円の下げがきつくなったことで、ドル安からドル高へと転換。
ユーロドルは1.4350まで上がったあとに、1.4156まで下げる激しい振幅となりました。

金先物は逃避資産として人気を博し、きょうも最高値を更新。
一時1498.60ドルと1500ドルの大台に迫りました。

米国債市場も派手に上下動。
10年債利回りは発表直後は3.37%台から3.45%近辺へと上昇も、株式の下げにつれて3.36%割れへと低下する動きでした。

市場関係者からは昨今の米財政状況を見る限り、見通しネガティブ程度は想定されていた、などの意見が多かったようです。

しかし、短期勝負の参加者の多い為替市場は随分と振り回されました。

また、原油は一時106ドル台まで下落しましたが、こちらはリスク回避とともにサウジから超過供給?との発言もあったようです。

どうも最近もマーケットは経済指標に素直に反応する、将棋の詰め将棋のような状況ではなくなっているようです。

どんな新手を相手が打ってくるか、全く想像がつかない真剣勝負となっています。

より幅広い視点・発想法と、よりタイトなリスク管理が課題です。
(わたしも頭が固くならないように苦悶しておりますが・・)