4月2日の衆議院本会議(写真:つのだよしお/アフロ)

(衆議院議員 寺田 学)

「こうゆう意識の低い人たちが感染しても病院行かないでほしい 医療従事者が頑張ってる中、無責任すぎます」

 私の私用Facebookに友人から寄せられたコメントは辛辣だった。

 コメントの中にある「こうゆう意識の低い人たち」とは、私もその一員である国会議員である。

 大人数で賑わう国会の様子に疑問を呈した私の投稿に、普段はあまりコメントしてこないこの友人は、短いコメントに強い怒りを込めて書き込んでくれた。

「3密実践」の国会にクラスター化の危険はないのか

「10人以上集まりを避けて」と、政府の専門家会議が国民に要請した翌日の4月2日午後、私たち衆議院議員は、議員全員が集まる本会議を決行した。その人数は500人近く。

 広い本会議場ではあるが、座席は狭く、顔の目の前には前列の議員の後頭部、左右も議員に囲まれ、一人ひとりに与えられたスペースは決して広くはない。

 その上、ここぞとばかりに多くの議員が歩き回り、声が他人に聞こえぬよう近距離で話しあう。

 そして議論が白熱すれば大きな声援と野次が飛ぶ。そのような本会議が2時間半続いた。

 翌3日も「特定デジタルプラットフォーム法・特定高度情報通信法」の審議が、同じ環境で行われた。

 政府の専門家会議が感染拡大防止の為に、繰り返し国民に要請するのは、感染しやすい環境である「密集」「密閉」「密接」の3「密」を避けるべき、ということ。

 それを3「密」を自ら実践しているのが、国会であった。