殺人犯はアマゾンAI「アレクサ」が知っている?米検察が捜査令状

米アマゾンの人工知能スピーカー「エコー」。英ロンドンで行われた発表会にて(2016年9月14日撮影)。(c)AFP/dpa/CHRISTOPH DERNBACH〔AFPBB News

 シンガポールに本部を置く市場調査会社カナリスがまとめた最新レポートによると、今年(2019年)のAIスピーカー(ディスプレー搭載機も含む)の世界利用台数は、昨年の1億1400万台から82.4%増加し、2億790万台となる見通しだ。

2021年にはタブレットを超える

 AIスピーカーは急速に普及が進んでいる。その利用台数は今年、スマートウオッチをはじめとする、腕に装着するタイプのウエアラブル機器を上回る。そして、2021年にはタブレット端末の台数をも上回ると、カナリスは見ている。

 タブレット端末は、ここ何年も横ばいで推移しており、今後は緩やかに低下していく。スマートウオッチは普及が進んでいるものの、伸び率はAIスピーカーの方がはるかに高い、というのがカナリスの予測だ。

中国の利用台数、今年は6000万台に

 現在のAIスピーカーの利用台数を国別に見ると、最も多いのが米国で、これに中国が次ぐ。そのあとは、英国、ドイツ、韓国、カナダ、日本の順。

 ただ、伸び率で見ると、東アジア地域が突出している。例えば米国の今年の伸び率は46%だが、中国はそれを大きく上回る166%。韓国の伸び率は132%、日本は同131%で、この2カ国も2倍以上の伸びで推移すると分析している。