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エジプト・カイロの国際空港に駐機するエジプト航空の航空機。5月19日にはパリ発カイロ行きのエジプト航空機が墜落した（資料写真）。(c)AFP/KHALED DESOUKI〔AFPBB News〕
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海外に出張等で渡航することが多いことから、いろいろな方から「どの航空会社が安全なのか」とよく聞かれる。また最近は、5月19日にパリ発カイロ行きのエジプト航空機が墜落、5月27日には羽田空港で離陸滑走中の大韓航空機から出火するなど、いろいろな原因の航空機事故が発生し、否応なく航空会社・航空機の安全についての関心が高まっている。
航空機の安全を論じる場合、いろいろな観点での評価が必要となる。例えば、下記のような観点がある。
（1）航空会社の安全性
（2）航空会社を監督する国の体制
（3）航空機自体の安全性 等
今回は上記3つの観点から、どのような指標があるのかを見てみたい。
（1）航空会社の安全性
航空会社の安全性については、複数の団体が各種方法で航空会社の安全性を格付けしている。
AirlineRatingsはオーストラリアに本部のある航空会社の安全性の格付けを発表している民間企業で、ウェブサイトで毎年1回、格付けを発表している。
