第1回目の「社会がソーシャル化するということ」において、“ソーシャルメディア、ソーシャルネットワーキングに該当する個々のサービス自体はこれからも新陳代謝を繰り返す”ものの、“これからの社会はソーシャル化し続ける”と述べた。

 そしてそれは、“ソーシャルメディアが重要な意味と価値を持って社会に浸透する”ことの示唆であると。

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米カリフォルニア州メンロパーク市にあるフェイスブックの本社に掲げられた「いいね!」ボタンのマーク〔AFPBB News

 その一端として、近年は「ソーシャル(メディア)」を掛け合わせた様々な用語やサービスが生まれ、使われるようになってきている。

 それらは新しくてまだ中身が確立されていない側面や、解釈の振幅もあることから、ここでは最もシンプルな概要付きで、主立ったものを列挙してみよう。

「ソーシャルメディアマーケティング」
ソーシャルメディアを活用したマーケティング

「ソーシャルコマース」
ソーシャルメディアを活用した小売り(EC=電子商取引=、実店舗へのソーシャルメディアからの誘導やクチコミの醸成等)

「ソーシャルゲーム」
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上で提供されるゲーム

「ソーシャルメディアリサーチ」
ソーシャルメディアを活用したリサーチ

「ソーシャルリスニング」
ソーシャルメディア上のユーザー(生活者、消費者等)の生の声に焦点を当てたマーケティング

「ソーシャルCRM」
CRM(Customer Relationship Management : 顧客管理)にソーシャルメディアの活用を取り入れたもの