おはようございます。

12日のロンドン-ニューヨーク市場は活気のある相場でした。

欧州株が上昇し、独DAX指数や英FT指数は2ヶ月ぶりの高値水準になりました。
とくに、欧州の霧が次第に晴れてきたことで、独DAX指数は2%超の上昇でした。

ニューヨーク市場も負けてはいません。
NY株式市場で、ダウ平均株価指数は一時200ドルを超える大幅高となりました。
11600ドル台に乗せる場面もあり、今年はじめからの下落分を帳消しにする動きとなりました。
ただ、引けにかけては100ドルくらい押し戻されて、ヤレヤレの売りっぽい動きとなってしまいましたが・・・

欧州で銀行の資本増強が進みそうなことや、FOMCでもいろいろ意見対立がありながらもQE3を伝家の宝刀に取っておく、という線ではみんなの意見は合致したようです。

混乱からの道筋がやっと見えてきたところです。

さて・・

相場は、ユーロドルやユーロ円が10月に入ってからきれいな上昇の流れを示しています。
それ以上に、強いのが豪ドル/ドルや豪ドル円です。

76円台でのこう着相場が続いていたドル円も・・・やっと一日で1円以上の値動きを見せるようになってきました。

ただし・・深追いには注意が必要かもしれません。

ユーロドルは今年前半の上昇相場の『半値』レベルが1.39近辺になります。
強い抵抗水準とみられます。

ドル円は、77.50近辺まで買われましたが、一目均衡表の『雲』下限がほぼ77.55レベルにあります。

行くときはアッサリと抜けてしまうものですが、東京市場では慎重にウォッチしたい水準です。