こんばんは。

本日は月1回の重要イベント、米雇用統計の発表があります。

注目度が高いのは米雇用状況が今後の鏡となるからです。
米国の人は・・よく、消費好きといわれますね。

米GDPの7割は消費が支えています。

この消費マインドにかかわるのが、雇用状況です。

米雇用は流動性が高く、週単位で給与が支払われることも多いとか。

お金が入れば、パーっと使ってしまう人が多いのか。

さて・・・

ちょっと脱線気味になってきましたが、
雇用統計の後は相場が振幅することが多いのでご注意を。

最も注目されるのが、非農業部門雇用者数の変化です。

まずは、市場予想との比較で市場が反応します。

次に、失業率です。

そして、やや間をおいてから・・

民間雇用の増減や前回や前々回の改定値が注目されます。

かなり、複雑ですよね。

さらに・・・

為替相場の動きは他の金融市場の影響も受けます。

まずは、米株価指数先物の反応で、リスク選好(円安・ドル安)かリスク回避(円高・ドル高)を判断します。

そして、米債券市場も重要です。利回り上昇(ドル高)、利回り低下(ドル安)となります。

しばしば、指標発表あとに、ユーロドルが方向感無く激しく振幅するわけです。

たまに、ドル円のほうが複雑に振幅するケースもあります。

そして・・・
米雇用統計はいつも金曜日に発表されますので、短期筋は週末リスクを避けるために、比較的早めにポジションを手仕舞う傾向にあります。

とくに、本日は10日月曜日が日米カナダの休場となりますので、その傾向が強まることが予想されます。

あと・・・

前回8月の非農業部門雇用者数が前月比変わらずと低迷した理由として、米通信大手ベライゾンのストで約4万人が失業扱いとなったとのコンセンサスがあるようです。

このような、特殊要因も出てくる可能性がありますので、なおさらわかり難い指標となっています。