先週までが自分の持つ財産というか、資産というか、この連載で言うところの「商品」価値ということになります。ここからは投資の話です。
男の投資とリターン
経済市場で出回っている商品には、実に様々なものがあります。食料品あり、電化製品あり、嗜好品あり、書籍あり。本だけでも日本で売られたものだけで何千万という単位であります。商品には手間暇かけて作った商品もありますが、粗悪品なんかも売り出されています。
しばらくは陳列されていますが、売れないとすぐに店頭から消えていきます。商品があったからといって相手が買ってくれるというわけではありません。
買い手はじっくりと品定めします。ましてや、商品が陳列されない場合もあるので、市場に出回らないと誰も買ってくれないのは当然です。
恋愛市場でも同じことです。日本には20歳以上の独身男性は1000万人余りいます。「売れ筋」の男性もいれば、売れそうにない男性もいます。また、相手に買ってもらうためには(もちろん相手という商品を買うためにも)、まず自分を商品として市場に売りに出さなければなりません。
積極的に恋愛市場に参加していることをアピールすることが必要です。つまり、自分は「恋人募集中」であることを言う必要がある。あたり構わず言うと自分が売りたくない人にまで買いたいと思われてしまうので、困る時もないわけではありませんが、原則として、募集中であることを宣伝することは大変必要です。
彼女がいても、「いない」と言い張る
「誰か、いい子いたら紹介してよ」でもいいですし、「そろそろ家庭を持ちたいって思ってるんだ」とか、「今度、合コン誘ってよ」とか、とりあえず自分が恋愛市場に参加して、売り買いに参加していることを明言しましょう。
それから、どんなに好きな人がいたとしても、素敵な女性に「○○君は、好きな人とか、つき合っている人いるの?」と聞かれたら、必ず「全然。もう彼女いない歴1年、新しい恋をしてもいいよな~」と言いましょう。
男は正直者なせいか、恋人がいて恋愛バブル現象が生じている時には、なかなかこのようには言えないようですが、どんなに愛し合っていても、男女間では、将来、何が起こるか分からないのです。
現在はつき合っている女性に夢中でしょうが、ちょっと熱が冷めた時に、質問した女性の魅力に気づくかもしれません。可能性がある以上、ここは保険をかけておくのが、正しい恋愛の仕方です。こういうふうに質問してくる女性は、そもそも、あなたに好意を持っているということも忘れずに。