こんにちは。
今週は東京市場を中心にみてゆきます。
よろしくお願いします。
日本は終戦記念日、毎年この時期は戦争に関連した特集番組が放送されます。
何十年もたって明かされる当時の機密文書とか、現在進行中の大震災からの復興につなげる論調とか、いろいろ各放送局で工夫があるようですね。
とはいっても、あまり見すぎると寝不足になって体調を崩しますので、ホドホドにしておきます。
さて、週明けの東京市場では、珍しく!?スイスフランが一番良く動いています。
先週はスイス円が何と10円も下落してますから、その余波もまだまだ残っているようです。
スイス政府と中銀が、ユーロスイスの目標水準を設定する・・・との観測記事が流れています。
これまで、スイス中銀はユーロ買い・スイス売り介入は失敗だった、巨額の為替差損を計上した、とマーケットの見方は冷ややかでしたが・・・・
先週矢継ぎ早に報じられた、銀行預金マイナス金利策、スイスフランのユーロペッグ策、などのやや強引な方法によるスイス高対策の観測に、スイス・ショートの強烈な巻き返しが発生していました。
政府・日銀のように4.5兆円もの巨額の実弾を投入しなくても、いわば口先でスイスフランの流れを変える方法には脱帽ですね。
ただ、オプション市場でのドルスイスのボラティリティーは1週間ものが27%台と異常な高水準です。
スイス安トレンドにまで発展するのか、単なる短期ショート潰しに終わるのか、まだまだ油断は禁物です。
目先の注目は、あす16日にパリで予定されている、メルケル・サルコジ会談。
ユーロの支援材料が加われば、ユーロ買い・スイス売りを通じて再びスイス売りが加速するリスクもありそうです。