日銀短観6月調査(概要)が、7月1日(水)8時50分に発表される。企業が輸出・生産急減ショックから立ち直り始めた中で、今回の短観では、業況判断DIのリバウンドが観察される可能性が高い。関連統計もそうした見方を補強する。しかしその一方で、「供給サイドのダウンサイジング」が着実に進んでおり、2009年度設備投資計画は、記録的なマイナス幅になるだろう。
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(1)前回3月調査以降の経済環境変化
前回3月調査以降に起こった経済環境の変化を整理してみると、強弱それぞれの動きを見出すことができる。好材料には短期的なものが多く、悪材料では構造要因に根ざした中長期的なものが目立つ。
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