1935―2006年。一橋大学経済学部卒。同大学院社会学研究科修了。一橋大学教授、学長を経て、一橋大学名誉教授。『ハーメルンの笛吹き男』『中世を旅する人びと』(サントリー学芸賞)などにより、独自に社会史のジャンルを切りひらき、新しい歴史学を確立。『中世の窓から』(大佛次郎賞)『刑吏の社会史』『中世賤民の宇宙』『自分のなかに歴史をよむ』『阿部謹也著作集(全10巻)』『西洋中世の罪と罰』『「世間」とは何か』、訳書に『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』(日本翻訳文化賞)などがある。