新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、2020年4月7日に緊急事態宣言が出され、4月16日には全都道府県が対象地域となりました。そこで気になるのが、自分の入っている医療保険・生命保険でもしものときに備えることが出来るかどうかです。
※本記事は2020年4月29日現在の情報を元に、概要をまとめています。また、対応の実施状況は保険会社によって異なります。最新の情報や詳細は、各保険会社のWEBサイトなどで必ずご確認ください。
給付金や保険金は受け取れる? 保険会社の対応概要
新型コロナウイルス感染症は、各保険会社の定義する「疾病」に該当するとされています。そのため、①入院時の給付金②死亡時の保険金については、その他の病気やケガと同じように受け取りが可能のようです。また、新型コロナウイルス感染症に関連した特別な取り扱いを行っている保険会社もあります。今回はその概要について見てみましょう。
① 入院給付金の受け取り
入院時に入院給付金を受け取れる保険では、新型コロナウイルス感染症の治療を目的として入院をした場合、その他の病気で入院した時と同じように入院給付金を受け取れることがほとんどのようです。また、検査結果が陰性だった場合でも、入院をしていれば入院給付金の受け取り対象となるようです。
医療機関のベッドが満床であるなどの理由で、病院ではなく臨時施設(病院と同等とみなされている施設やホテルなどの宿泊施設)や自宅で医師による治療を受けた場合にも、入院給付金を受け取れる保険会社が多くなっています。
この場合、医師による証明書などの提出を基本的には必要としています。書類の準備が難しい場合には相談を受け付けている保険会社もあるようですので、その際には該当する保険会社のコールセンターへ相談をしましょう。