私の好きなクロダイの塩焼き。自分で釣り上げたクロダイの味は格別だ

 前回(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59479)まで、クロダイ釣りの概要と何を準備したらよいかを書いてきた。今回は、いよいよクロダイの釣り方について詳しく書くことにする。

 首尾よくクロダイを釣って家に帰れば、刺身、塩焼き、酒蒸しなどにして楽しむことができる。

 私はオーブンで焼いて塩焼にするかショウガ醤油で食べることにしている。まずはなんとか釣り上げよう。

 エサの付け方だがカニを使う場合は下から2番目の足の根元から釣り針を差し込んで背中に針先を少しだけ出すように通す。ちょっと引っかけるような感じである。

 カニの体の中央近くまで針が通るとカニが死んでしまうので注意を要する。

 イガイの場合は蝶番のすぐ下の二枚貝の合わさった部分(弧を描いていない方)の間から釣り針を差し込んで、下の方のやはり貝の合わさった部分から針先を出す。

 アオイソメなどミミズ様のエサの場合は適当な長さ(3センチ程度)に切り、釣り針を刺して胴体を通し再び針先を外に出す。

 タモ網を背中か腰につけて堤防に立つ。そこで日本製鉄・君津製鉄所が見える内側で釣るか東京湾の奥が見渡せる外側で釣るかを選択する。

 風向きにより内側と外側で波の立ち具合が全く違ってくるが、風で波が打ち寄せている方で釣る方がよく釣れる。

 そのようにしてどちら側で釣るかを選んだ結果、太陽を背にして自分の影が水面に映ってしまう場合は、太陽に向かう方向に釣り歩く。

 つまり進行方向の海面に自分の影が落ちないようにする。