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<100の行動41> 
iPS細胞等の最先端医療技術で世界をリードせよ!

山中伸弥教授が、iPS細胞でノーベル生理学・医学賞を受賞されたのは記憶に新しい。世界に先駆けて優れた医療技術を世界に出せるように、 政官民を挙げた、バックアップ体制をつくるための5つの提言。

1. 医療分野における研究開発の司令塔を強化せよ!
日本は、医薬品や医療機器など実用段階の医療技術の イノベーションで後れをとっている。2015年4月、 日本のライフサイエンス研究の司令塔として、独立行政法人「日本医療研究開発機構(AMED)」がスタートを切った。今後に期待したい

2. 再生医療を促進し、危険性を排除する法整備を進めよ!
2014年に再生医療製品の定義と規制を 明確にする薬事法改正および、再生医療等安全性確保法が施行された。今後も必要な法律を整備すべき

3. 再生医療研究のガイドライン策定を!
クローン人間等に関し、2001年には規制法が制定された。倫理面や安全性に配慮しつつ、研究を認める範囲やルールに適切なガイドラインを用意すべき

4. 医薬品・医療機器の審査機関を短縮せよ!
審査機関への申請に要する期間「開発ラグ」はアメリカと日本では1年以上の差がある。最先端医療で日本が世界をリードできる環境を整えるべき

5. トップセールスで医療を輸出せよ!
日本政府や商社が持つネットワークを駆使しながら、トップセールスで医療を輸出し、 輸入超過を克服すべき

スピーカー
堀 義人/グロービス経営大学院 学長

(肩書は2015年11月のもの)

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