いよいよ、恋愛の政治・経済学は最終回を迎えました。長らくおつき合いいただき有難うございました。これまでに様々な角度から恋愛市場の分析を行い、もてるための実践的手法にも触れてきました。
最終回の今回はその総仕上げといきましょう。さて、前回は恋愛市場において自分の価値はどの程度なのか、客観的に自分を判断するために自己評価シートを作ってみました。皆さんはどのレンジに入っていたでしょうか。
何をしなければならないのか?
前回作っていただいた評価シートは「基礎点」です。基礎点が高くても、必ずしも恋愛にうまくいっているとは限りません。特に項目18~20の点数が低ければ、女性からの需要が低いということになります。
この基礎点という考え方は「努力目標」というふうに理解してもらえれば有り難いと思っています。大きく分ければ、持って生まれたもので努力しても変えられないもの(年齢、身長)と、努力次第で何とかなるものに大別できます。
努力次第で変えられるものをさらに分類すれば、次のようになります。
(1)時間、エネルギー、お金の投資原資(仕事以外の時間、体力を示すスポーツ、お小遣いと貯金、携帯電話番号交換数)
(2)3高(身長、学歴、年収)
(3)見かけ(BMI値、投資力を示す服の値段と靴の数、歯の矯正)
(4)3Kのうちの「臭い」「汚い」の項目(部屋の片づけ、喫煙、お風呂、洗髪、歯磨き)
(5)過去のモテ度(デート数、キス数)
このような「基礎点」は努力次第でいくらでも点数を上げることが可能なのですが、逆に言えば、現在モテていないのは努力が足らないため、というふうに考えることができます。素敵な女性と相思相愛になろうとするならば、もっと努力が必要です。
もちろん基礎点は過去の積み重ねというものが多く、一朝一夕には急激な上昇は難しいかもしれません。ただ、「努力目標」はできたはずです。