12月24日の債券市場で、10年物国債(297回債)利回りが一時1.195%となり、1.2%を割り込んだ(2005年7月4日以来の低水準)。筆者が予想してきた動きが、年内という早いタイミングで実現した。

 

 

 

 長期金利の水準感と関係が深い名目GDPの動きを、10年債利回り推移のグラフと同様に、2004年以降について見ておきたい。10月・11月の貿易統計の内容などから見て、未発表の2008年10-12月期分(2月17日頃に発表予定)は、さらに鋭角的なGDPの落ち込みを記録する可能性が高くなっている。