目立った動意にかける、静かな展開となった。今週は海外市場でギリシャ懸念一服を受けてのユーロ買いが進み、東京市場でその調整が入る展開が続いていた。今日も朝方は同様の動きが見られ、ユーロドルが1.3880台から1.3840近辺まで売られる場面が見られたが、動きはそこまで。その後、下げ分をじりじりと取り戻す展開が見られた。
ドル円も76円台後半でもみ合いとなり、上下ともに目立った動きが見られず。9月末を前に本邦輸出勢等からの実需がらみのドル売り円買い注文が77円台に並んでいると言われ、頭を抑えている。

◆株式市場軒並み堅調
東京株式市場が前日に引き続いて大きく上昇したほか、主要なアジア株式市場が軒並み上昇を見せるなど、株高の動きが目立った。昨日のNY市場でダウが186.45ドルの上昇になるなどリスク懸念後退の動きが世界的に強まっていることを受けての動きがアジア時間も継続した。

Klugチーフストラテジスト山岡和雅