週明け月曜日の東京市場はユーロや豪ドルが売られるリスク回避の値動きとなった。先週金曜日の米雇用統計が予想外の弱い数字を示したことから、NY市場では株式が大幅安、ユーロや豪ドルが売られ相対的にドルが買われた。週明けの為替市場でもその流れが続き、ユーロドルは8月11日以来、ユーロ円は同12日以来の水準まで下落した。また、豪ドル/ドルは1週間ぶりのレベルまで豪ドル安/ドル高が進んでいる。ドル円はドル買いが先行したものの77.00には届かず、76.60台に反落している。本日は決済が集中する5・10日(ごとうび)だったが、大きな値動きは見られなかった。
日本株やアジア株は大きく下落しており、リスク回避が優勢だった。
4日に実施されたドイツの州議会選挙では与党が敗北、ギリシャ支援を巡るドイツ国内の動きが懸念される。今晩のユーロ動向は注意したい。
Klugアナリスト 鈴木信秀