1日の東京市場でドル円は買われるも伸び悩む展開となった。ギリシャ懸念が後退していることを背景に米債は売られ米金利が上昇、ドルは買われた。また、明日から米国が3連休のためドル売りポジションの買戻しが入っているとの指摘もある。
朝方発表があった第2四半期日銀短観で大企業製造業の業況判断は-9と予想-7を下回り、ドル円はやや買われた。その後、仲値にかけて80.89近辺と昨日の高値を一時上抜いたが81円台には売り注文が並んでいるといい、伸び悩んでいる。クロス円はドル円の上昇に伴い買われ、午後に入りユーロドルやポンドドルが買われるとクロス円は一段高となった。ユーロ円は昨日の高値に並んでいる。

10時に発表があった中国の6月製造業PMIは予想より弱く、2009年2月以来28ヶ月ぶりの低水準だった。発表を受けて豪ドルは売られ豪ドル/ドルは1.07台前半から1.0670台まで一時値を落とした。

Klugアナリスト 鈴木信秀