欧米メーカーの「変化」に日本は追いつけるか いつの間にか差が開いた技術と志 2011.3.11(金) 両角 岳彦 フォロー フォロー中 Tweet この写真の記事へ戻る ピストンが下降してゆく吸入行程から折り返して圧縮行程が進む間に、その空気量に合わせた燃料をシリンダーの中に噴射する。つまり燃焼サイクル1回ごとに燃料を調量して送り込めるのが「直噴」。ただし噴射~気化・混合のための時間は10~100分の1秒しかない。(写真提供:Audi) ボルボが新しいS60から標準装備として市場導入した「ペデストリアン(歩行者)・セーフティ」。ミリ波レーダーが検出した物体の存在にフロントウインドウ上部に置いたカメラの画像を処理した情報を重ね合わせて、歩行者の存在を判定。危険な状況ではウインドウガラスに赤い警告灯を投影表示しつつ警告音を鳴らし、ドライバーのペダル操作が遅れれば自動的にブレーキをかけて停止させる。 富士重工業が「レガシィ」にオプション設定しているEyeSight ver.2。少し離して置いた2つのカメラで前方を撮影し、それを「重ね合わせる」ことで立体視して、障害物とそこまでの距離、相対速度を検出するという手法で、衝突回避・軽減、前走車両との車間維持追従などを行う。ver.1は日本の国内事情に合わせて完全停止までの介入はしないものだった。(写真提供:富士重工業) 拡大画像表示