老朽化などの「トラブルの元」を見つける
私が新築アパートを購入してから14年が経過しましたが、今も定期的に福岡を訪問しながら、管理会社で情報収集や新たな物件調査などを行い、現在の物件の状態などを見ています。この他に所有している区分マンションも含めて、トラブルに見舞われないように、トラブルの元を早めに見つけておく準備をしています。
長年アパートを経営している中で起こりうるトラブルといえば、物件の老朽化問題です。例えば雨漏りなどがそうです。
雨漏りが発生して入居者からクレームをつけられ、家財道具の弁償までさせられてしまったら? 弁償で終わればいいのですが、雨漏りでぬれた建物の柱が腐食してしまったらどうしますか?
退去者が出た際には、必ず理由を聞き、クレームがあればすぐ対応します。常日頃から、トラブルの元を探し出すように努めましょう。この意識があるかないかの違いが、収益を大きく増やせるか、あるいは損失を抱えてしまうかという、大きな差となって自分に帰ってくるのでしょうね。
ところで私自身、仕事をしていく楽しみの一つとして、いつかは不動産(別荘)を持って余暇を過ごしていく(笑)などと、大それた願望を持っていました。そこで、私が頻繁に地方から福岡に通っていることを考えると、入居者の退去が出た時点で募集なしにして、空けておく選択もありかな?と思い、一部屋を空けて、自身のために使用することにしました。まさに、ミニミニ別荘地?を作っちゃいました。
これで出張の際の宿泊費も浮きますし、何はともあれ、いつでも“別荘”が使えるというメリットが生まれました。もちろん、アパートの一部屋を自分で使うために空けるのは、不動産経営の収支計画に問題ないことが前提条件ですので、本来お勧めはしないのですが、ま、ご褒美ということで、よしとしましょう。
次回は、アパート・区分所有マンションを含めた「申告」について話をしていきます。