イケアという名を聞いたことのない人も、青と黄色のスウェーデンの国旗カラーのマークを見たことのない人もいないだろう。2006 年に第 1 号店を千葉・船橋に開店して以来、低価格ながらデザイン性の優れた家具やファブリック、食器などが多くの顧客から支持されている。
「ただ、イケアは個人のお客様のものと思っている方も多いかもしれません」と IKEA BUSINESS マネジャーのアラン・マケンズィー氏は言う。しかし実際には、きめ細かな法人向けのサービスも展開している。今回の出展は、そのサービスをより多くの人に知ってもらうために決定した。数あるビジネスユーザー向けの展示会の中から HCJ を選んだのは「歴史があり、前向きに新しいものを検討するお客さんが多い展示会だからです」という。
アラン・マケンズィー氏
今回はレストランエリアに 6 ブースを出展し、ホテルをイメージした展示と、レストラン・カフェをイメージした展示とを行う予定だ。
「ブースで、テーブルや椅子などをご覧になると『これはイケアのものなんだな』と思われることでしょう。しかし実際には、テーブルや椅子に限らずブースにあるすべてのものがイケアの商品。きっと驚いていただけると思います」とマケンズィー氏。イケアが取り扱うアイテム数は約 1 万点あるため、寝室もロビーもオープンカフェも、イケアの商品だけで整えることができるのだ。
「私たちも毎日のように、インスタグラムや映画の中で、イケアの商品を見つけています」とマケンズィー氏は付け加える。
イケアの法人向け事業 IKEA BUSINESSは、三カ国からスタートし、日本はパイロットカントリーのひとつだった。当時神戸で勤務していたマケンズィー氏は、立ち上げメンバーのひとりとして、携わってきた。
立ち上げ当初、ある不動産関連会社がモデルルームに設置する家具をイケアのものにしたところ、来場者数が約 3 倍に増えたという。しかも、成約までの時間短縮とコスト削減という嬉しいおまけ付きだ。
不動産業界ではその評判が広まり、今では全国にある UR の一部の賃貸住宅にイケアのキッチンが導入されており、その部屋に入居すると、イケアの専任スタッフがインテリアの相談に乗る『ホームファニッシングコンサルティングサービス』を受けられる。これも好評で、現在、対象住居は拡大中だ。
ホテルやレストランでの実績も多数ある。世界を見ればホテル大手のマリオットと協業してヨーロッパを中心に「Moxy Hotels」を展開していたり、国内でもたとえば益田ドライビングスクール(島根県益田市)内にあるカフェレストラン『JIRO'S DELI』では、オープンまで約 2 カ月間という限られた時間内で、テラス席を含む 170 席分のレイアウトプランを始め、テーブルや椅子、照明、食器やカトラリーを提供した。
写真:益田ドライビングスクール内にあるカフェレストラン『JIRO'S DELI』
「お客様は当初、イケアのことをご存じではありませんでしたが、プロデュースを担当された方を介して良さを知っていただき、喜んでいただけました」
イケアには「店舗に買いに行く」「自分で組み立てる」というイメージを持つ人も少なくないだろう。しかし、入会費・年会費無料の『IKEA BUSINESS』のメンバー向けには、特別なメニューを用意している。たとえば、フロアプランを提案する『プランニングサービス』や、マグカップ一つから注文できる『メール注文サービス』、出張しての『家具組立サービス』が受けられるほか、請求書払いもできるようになる。『IKEA BUSINESS』のメンバーはすでに、日本国内に 10 万近くいる。
こういったサービスに加え、やはり魅力的なのはコストの低さ。もともとリーズナブルな上に『IKEA BUSINESS』のメンバー向けの特別価格も用意されている。
「こうして、家具や食器にかかるコストを抑えれば、次の店舗をより良い立地に出店したり、広い店を持ったりすることができます」とマケンズィー氏。
今回の HCJ では、全国 9 カ所にあるイケアの店舗から IKEA BUSINESS の専門スタッフが集まり、来場者の訪問を待っている。“家”の枠を超え、人が過ごすあらゆる空間を快適にしようとするイケアが目指す世界観を、ぜひその目で確かめて欲しい。
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ホスピタリティと“フードサービス”の商談専門展示会
【HCJ2017 2/21(火)~ 2/24(金)】
ご来場の予約は下記URLの「来場者事前登録」より、お申込みください。
http://www.jma.or.jp/hcj/jp/
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提供:HCJ2017 (主催:一般社団法人日本能率協会)