私たちの生活に欠かせない水。飲み水が大事なのはもちろん、使った後の排水にも適切な処理をしなければ、河川や海などの環境は守れない。

 そのためにあるのが、「汚泥再生センター」。ここは、し尿や浄化槽汚泥などの処理を行い、汚水を浄化する施設だ。実はこういった現場でも、IT化による管理の効率化が進んでいる。

 今回は、生活を支える水インフラの現場で、「TOUGHPAD(タフパッド) FZ-G1」(以下、TOUGHPAD)の可能性を探った。TOUGHPADは、2013年3月にパナソニックから発売された、企業向けのタブレットで、軽くて頑丈。

 過酷な現場にも耐えられる仕様になっている。水を扱う現場でも安心の、高い防滴仕様も特徴だ。
 

増え続ける紙対策と入力効率向上のため
1年前にタブレットの導入を決断

 川沿いにある、まだ新しい2階建ての建物。ここは、新幹線のとある駅からほど近いところにある下水道処理施設だ。

 建物の大きさの割に、中で働いている人の数は少ない。ポンプや濾過装置、脱水機などは自動運転中で、稼働状況は、ほぼ、施設内の中央監視室で一元管理できるようになっているからだ。

水道機工株式会社
O&M事業部  山口 佳祐 氏

 「それでも、人間による点検は欠かせません」と話すのは、山口佳祐さん。この施設の設計と施工、そして、管理を受託している水道機工株式会社のO&M事業部に所属している。

 毎日、計器が示す電流値や圧力といった数値のほか、異音はしていないか、異常な熱を発していないかなどを、逐一、点検するのだという。

 その点検に欠かせないのが、チェックシートだ。点検項目が多岐にわたるため、毎日A4判5枚の紙が必要になる。

 チェック項目が多いので、記入欄は小さい。

 「そこに記録した数値を、中央監視室に戻ってからPCに入力します。紙は無駄になるし、入力には手間がかかるしミスも起りがちなので、なんとかしたいと思っていました」

 

 

 

 

 

 一時期は、チェックシートにラミネート加工をし、そこにホワイトボード用のペンで記録し、PC入力が終わったら拭き消して、再利用することも試みたが、間違ってこすって消してしまうこともあった。

 そこで1年ほど前に、タブレットの導入を決断した。

 「業務の効率化に加え、委託元である顧客に対してスピード感ある報告が可能になり、他社との差別化にもつながると考えました」

 タブレット入力したデータは、PCへ転送することになり、再入力の手間が減った。トラブル発生時に参照する手順書なども、電子化して持ち運べるようになった。

 「年配の作業員も、画面を拡大して小さな字を確認できるので、助かっています」

 しかし、新たな課題も見つかった。

 「OSがWindowsではないので、中央監視室で使っているWindows端末にデータを移すとき、一度、データ変換が必要になるんです。

 ちょっとしたことですが、面倒に感じます。また、データの受け渡しにはUSBメモリーが便利ですが、そのタブレットには、USBポートがないんです」

 そこで、TOUGHPADを試してもらった。

 Windows 8.1 Proを搭載し、CPUはインテルの Core i5-4310U vPro プロセッサーで、ハードディスク代わりに搭載されたSSDの容量は128GB、メモリーは4GBと最新のパソコンにも引けを取らない。
 

振動する機器から振り落とされても
落下試験を実施しているTOUGHPADなら安心

TOUGHPADを使っての山口さんの最初の印象は、入力用のペンが付属していて便利ということだった。 

 「作業用手袋をしたままでは指での入力ができず、その都度、外す必要が出てきます。ペンがあるとその心配が要りません」

 もちろんTOUGHPADは、USBポートを搭載している。データもExcelの形式のまま受け渡しができるので、手間は激減する。

 「それから、衝撃に強いという点はとても安心です。こういった現場で使っている機器には、運転中は振動するものが多く、その上に物を乗せると、自然に動いて落下してしまうことがあるんです。これまで使ってきたタブレットも、そうやって落としてしまったことがありました」

TOUGHPADの堅牢さは、合板の床に対して、高さ1.2メートルから落下させての試験(非動作時)を行っているため、折り紙付きだ。念を入れて落下防止をするなら、オプションのハンドストラップやショルダーストラップが活用できる。

 

*ハンドストラップ(左)とショルダーストラップ(右)

 10.1型の液晶を搭載しながら、重さ約1.1kgと軽量なボディについては「持ち運びを考えると小さい方がいいですが、画面は大きい方がいいんですよね」と山口さん。

 現場では、A3判くらいの図面を囲んでのミーティングを行うこともあるが、それをタブレットの画面に替えることは難しそうだ。ただ、TOUGHPADなら、標準搭載しているHDMI出力端子経由で、テレビの画面に出力できる。

 「ゆくゆくは、TOUGHPADがプロジェクターの機能も持つといいですね」と山口さんは期待を寄せる。

 現在はセキュリティ上の都合で、タブレットとPCの間でリアルタイムでの同期はとっていないが、将来は、タブレットを入力端末とし、そこで入力したデータを、瞬時に中央監視室のPCにも保存できるようになればと思っている。

 「スキャナのようなもので、機器に表示されるデータの読み取りも自動化できればありがたいですね」

 縁の下の力持ち的存在である、水の管理施設。TOUGHPADはここでも、貢献ができそうだ。

 
 
 

 

TOUGHPAD(タフパッド)シリーズ

TOUGHPAD FZ-G1

■OS:Windows 8.1 Pro Update 64ビット(日本語版)
(Windows 7 Professional ダウングレード権含む)
■CPU:インテル® Core™ i5-4310U vPro™ プロセッサー
(インテル® スマートキャッシュ 3 MB、動作周波数 2.00GHz、
インテル® ターボ・ブースト・テクノロジー2.0利用時は最大3.00GHz)
■液晶:10.1型IPS液晶 WUXGA(1920x1200ドット)
(AR処理 静電容量式マルチタッチパネル+デジタイザー機能付き)
■ストレージ:SSD 128GB
■メモリー:4GB
■質量:約1.1kg (デジタイザーペン除く)
■駆動時間:(JEITA2.0)約9時間、(JEITA1.0)約13時間

【選べるシリーズ】
・Xi(LTE)対応ワイヤレスWAN内蔵モデル
・Windows 7 Professional 32ビットプレインストール済みモデル


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