ジョイフル本田千葉ニュータウン店は、関東でホームセンターを展開するジョイフル本田の15店舗の中でも最大級の規模を誇る。敷地面積は約18万平方メートルと、東京ドーム約4つ分の広さだ。店内の通路もゆったりしており、日用品や食品、工具などをじっくり選べる雰囲気だ。
「この店舗では20万点を超える品目を扱っています」
管理本部 情報システム部
マネージャー ITストラテジスト(経済産業省認定)
柳生 良之 氏
そう話す同社管理本部情報システム部門マネージャーの柳生良之さんは、それだけの数の品を効率よく発注し、検品できるシステム、そして、販売員が必要なときにすぐに在庫検索や商品説明ができるシステムを、近い将来、構築できればと考えている。
そこで、そのシステムの端末として、7型液晶を搭載したタブレット「TOUGHPAD(タフパッド)FZ-M1」(以下、TOUGHPAD)がそれにふさわしいかどうか、シミュレートしてもらった。
このTOUGHPADのCPUはインテルの Core i5-4302Y vPro プロセッサー1.60GHzで、ハードディスク代わりに搭載されたSSDの容量は128GB、メモリーは4GBだ。
バーコードリーダーを接続すれば
売り場で確認しながら商品を発注できる
ジョイフル本田は、店舗ごとに商品を発注する。このため、店舗には地域性が表れて顧客満足度が上がる一方で、各店舗には大量の在庫が存在することになる。しかし、追加発注は、在庫だけではなく、売り場を見ながら決めていくという。
「店舗でハンディターミナルを使い、バーコードを読み込んで、その場で個数を入力します。しかし、その入力データを基に発注をするには、ネットワーク接続されたパソコンのある場所へ行かなくてはなりません」
ジョイフル本田の店舗は広い。パソコンのある場所へ歩いていくと時間がかかる。
「年間でどれだけ歩いているか。歩いている時間が長い分、それが発注までのタイムラグになります」
タイムラグはもうひとつある。入庫してから検品を終えて在庫データベースに反映させるまでを手作業で行うため、実際には入庫済みなのに、データベース上では在庫が復旧しない時間が長くなってしまうのだ。
システムを構築し、TOUGHPADのようなタブレットを使って商品管理ができれば、これらの問題は解決する。ただ、広いホームセンターで実用に堪えるタブレットは、多機能かつタフでないとならない。
まず、ハンディターミナルとして使える必要があるが、TOUGHPADには、赤外線バーコードリーダー(オプション)が用意されている。オプションはこのほかにも、LANポート、シリアルポート、スマートカードリーダー、NFC、GPSなど多彩なため、用途に応じた拡張ができる。(詳細はこちら)
それから、高所からの落下の可能性がある。倉庫ではもちろん、店舗でも梯子や脚立を使うことがある。これまでに何台ものハンディターミナルを、落下などで壊してしまっている。
その点、TOUGHPADは高さ1.5メートルから落下させての試験(6面、非動作時)が行われており、高所に強い。
また、TOUGHPADは幅202.7mm×奥行132mm×厚み18mmと小型で、片手でしっかりホールドできるサイズ。
「大きいタブレットでは無理ですが、これなら腰から下げることもできますね」
腰からも下げられるサイズで画面が広い
7型液晶搭載の「FZ-M1」がベスト
販売員は担当ごとに、腰袋にドライバーやカッター、メジャーを入れている。そこに一緒にタブレットを入れたり、また、下げたりすることを考えると、それらにぶつかっても壊れない強さが必要で、TOUGHPADの堅牢さは適任と言える。
手袋をしたままでも画面操作ができるので、使いたいときにすぐに使えるのもメリットだ。埃に強いのも売り場を選ばない。
「ただ、スマートフォンでは小さすぎるんです」
“スマートフォンでは小さすぎる”のは画面サイズだ。
「例えば、お客様から質問を受けて、商品データベースにアクセスして説明することを考えると、画面サイズは適度に大きくないと不便です」
実はこの商品説明が、ジョイフル本田の持ち味だと柳生さんは言う。店頭には数多くの商品が並んでいるだけに、客はどれを買ったらいいのかを迷うこともある。
「うちはより多くの質問に答えられるようにと、販売員の数を比較的多く配置していますし、それぞれ自分の専門分野には詳しいですが、専門外の質問を受けることもあります。 そういうとき、すぐに商品情報にアクセスできるのは便利ですよね。さらにその場で在庫も確認できれば、バックヤードにいる事務員の負担も少なくなります」
現在は、在庫確認をするためには店頭からバックヤードにいる事務スタッフに電話を入れ、それまでしていた仕事の手を止めてもらい、力を借りているのだという。その中断がなくなれば、事務スタッフは本来の仕事に集中できる。
搭載OSは使い慣れたWindowsなので
基幹システムとも簡単に融合できる
そういったことを話しながらTOUGHPADを触っていた柳生さんは、「あ、これはカメラも付いているんですね」と店内の撮影を始めた。
「店内の写真を撮ることは多いんですよ。展示の方法などの情報を店舗間で共有するには、文字より写真が便利ですから」
今は、必要に応じて広い店内を通り抜けて事務所までデジカメを取りにいって撮影し、各店舗にメールで送るために再び事務所へ戻るという。
「でも、TOUGHPADをハンディターミナル代わりに使えば、カメラも付いているわけですから、これ一台でいい。最高ですね」
同社の基幹システムはすべてWindows系なので、Windows 8.1(Windows 7 Professional ダウングレードも可能)を搭載したTOUGHPADの導入はスムーズなはずだ。
売り場でもバックヤードでも活躍するTOUGHPADによる、強力なサポートがあると、広いホームセンターでの買い物には、買う側にとっても売る側にとっても、新しい便利さと楽しさが加わりそうだ。
TOUGHPAD(タフパッド)シリーズ
≪通常モデル≫
■OS:Windows 8.1 Pro 64ビット(日本語版)
(Windows 7 Professional ダウングレード権含む)
■CPU:インテル® Core™ i5-4302Y vPro™ プロセッサー
(インテル® スマートキャッシュ 3 MB、動作周波数 1.60 GHz、
インテル® ターボ・ブースト・テクノロジー2.0利用時は最大2.30GHz)
■液晶:7型TFTカラー液晶 WXGA(1280×800 ドット)
(静電容量式マルチタッチパネル(10フィンガー対応))
■ストレージ:SSD 128GB
■メモリー:4GB
■質量:約0.54kg(ワイヤレスWAN内蔵モデルは約0.55 kg)
■駆動時間:(JEITA 1.0)約9時間
(オプションのバッテリーパック(L)装着時には(JEITA 1.0)約18時間)
【選べるシリーズ】
・Xi(LTE)対応ワイヤレスWAN内蔵モデル
・Windows 7 Professional 32ビットプレインストール済みモデル
≪Celeronモデル≫
■OS:Windows 8.1 64ビット
■CPU:インテル® Celeron-N2807 プロセッサー 1.58GHz
■液晶:7型TFTカラー液晶 WXGA(1280×800ドット)
(静電容量式マルチタッチパネル(10フィンガー対応))
■ストレージ:eMMC 64 GB
■メモリー:2GB
■質量:約0.54kg(ワイヤレスWAN内蔵モデルは約0.55 kg)
■駆動時間:(JEITA2.0)約8時間、(JEITA1.0)約9時間
【選べるシリーズ】
・Xi(LTE)対応ワイヤレスWAN内蔵モデル
・Windows 7 Professional 32ビットプレインストール済みモデル
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