「物を持つ豊かさ」から「生きることの豊かさ」が求められる時代へと変わりつつある。豊かに生き、豊かに働くために必要なことは何か。慶應義塾大学医学部教授で、データサイエンスを軸に多様な活動を行う宮田裕章氏によると、ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包摂性)が重要とされる現在、「Better Co-Being」の視点が欠かせないという。そして、デジタルテクノロジーによってワークプレイスのデータを収集・分析し、一人ひとりが豊かに働ける環境づくりをするといった「ワークプレイスのDX」に着目すべきであるという。その要諦を伺った。モデレータを務めるのは、神奈川大学経営学部国際経営学科准教授の中見真也氏だ。
<ここがポイント!>
●今後、豊かに生きるためのキーワードは“つながり”
●働く環境を整えることでイノベーション創出へ
●データを活用し、誰もがベネフィットを感じるワークプレイスのDXを実現する
●パーソナルなデータはプライバシーに関わる。どのように使うかを明確にし、働く人すべてにとって有効な活用方法を提示することが重要
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