ビジネスのグローバル化が進行する中、企業にとって社員の出張の管理をいかに効率的にできるかは、今後ますます大きくなってくる課題と思われる。特定の航空会社を利用することにより、利用頻度に応じて運賃の割引を含めた様々な特典を提供する航空会社も増えてきている。これまでは比較的規模の大きな企業がそのような特典を享受することが多かったが、中・小規模企業のニーズに機敏に対応し、新しい特典プログラム「ビジネスプラス」をリリースしたのが、「心からのおもてなし」でファンの多いキャセイパシフィック航空だ。
依然注目の珠江デルタ地域
ベトナムやインドネシアへの企業進出も加速
9月23日に高速鉄道が開通し、香港から深圳が10分、広州までが48分と、これまでとは比較にならない短時間で香港と珠江デルタ地域の主要都市が結ばれることとなった。また香港国際空港から中国珠海とマカオを結ぶ世界最長の海上橋「港珠澳大橋」の開通も秒読みとなり、製造業を中心に日本からの企業進出が元々多かった香港を中心とする珠江デルタ地域内の交通が一層便利になる。
一方ベトナムやインドネシアなど、世界的に見ても成長著しいアジアのエマージングカントリー(新興経済国)では、GDPの上昇に伴ってかつての生産地から旺盛な消費地へ変容、新たな商機を生み出している。これらの国・地域の成長を加速させ、新しい競争環境を提供しているのが、デジタルとモバイルだ。
大きな組織力と莫大な資金を生かして海外へと事業を伸ばしてきた大企業に加え、デジタルの力を最大限に活用し、ミニマムな体制でイノベーティブな事業に取り組む企業が目を見張る活躍を見せメディアを賑わせている。クロスボーダーECやクラウドベースのWebサービス、スマホアプリを扱うIT企業が典型例だが、こうした規模こそコンパクトながら、マーケットに大きな影響を及ぼす企業にとっても、ビジネストラベルが必要な局面は少なくない。キャセイパシフィックはこうした比較的小規模な企業のビジネストラベルのニーズの変化に気づき、真っ先に対応している。
台頭する小規模企業にフィット
「ビジネスプラス」の特徴
拡大画像表示
戦略的立地と世界クラスのインフラを兼ね備える香港は、急成長を続けるアジア市場へのアクセスの良さもあり、アジアの拠点としての条件を全て満たしていると言われている。その香港を拠点とするのがキャセイパシフィック。グループのキャセイドラゴン航空と合わせ、日本からは東京(成田・羽田)、大阪、名古屋、福岡、札幌、沖縄の日本6都市7空港と香港を結ぶ路線で、毎日20便以上のルート最多便数を運航し、アジア新興経済国の主要都市はもちろん、グローバルにネットワークを広げている。
英スカイトラックス社による「ワールド・エアライン・アワード」では、「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を4度受賞し、最多記録を誇る。同社がモットーとする「心からのおもてなし」で、一度乗るとリピートするユーザーが多いエアラインだ。
もともとキャセイパシフィック航空では、約40年前からいわゆるマイレージサービスである「マルコポーロクラブ」を運用、多くの利用者の評価を得てきたが、その実績を生かし、満を持して2018年9月6日からスタートさせたのが、法人企業向け特典プログラム「ビジネスプラス」だ。
同様の法人向けサービスは他のエアラインにもあるが、特徴は圧倒的な使いやすさだ。
●使いやすさ① 下限のステージ設定が手ごろ
他のエアラインがこれまで行ってきた法人向けサービスは、比較的大きな規模の企業を想定としているためか、利用実績の下限設定が高めで、規模の小さな企業には利用しづらい面があった。それをキャセイパシフィック航空の「ビジネスプラス」では、海外ビジネスでも存在感を示す比較的規模の小さな事業者の利用実態にマッチした設計とした点が新しい。
まず特徴的なのが登録のしやすさだ。プログラムは利用実績に合わせて5つのステージに分かれているが、ステージ1の達成に必要なビジネスプラスのポイント数(12カ月間)は、301~600ポイントとなっている。これは現金に換算すると45万円相当。香港までの往復で言えば、12か月のうちにビジネスクラス約2.5往復分(予約クラスがIの割引運賃の場合)、あるいはエコノミークラスの最安運賃で約10往復分(予約クラスがVの割引運賃の場合)と手ごろだ。海外へのフライトがたびたびあるなら、あっさりとクリアしてしまう。登録は無料でさまざまな特典が付いてくるとあれば、もはや登録しない理由が見つからない。
●使いやすさ② 専用ウェブサイトで手続きが完結
今回「ビジネスプラス」では、買う(チケットの予約・購入)、貯める(ポイントの管理)、使う(特典の利用)が一元的に行える管理画面をWeb上に用意。いわばキャセイパシフィックのサービスに関する“マイページ”と言えるものだ。
拡大画像表示
操作は登録時に定めたトラベルマネージャーが、時間を選ばず行えるため、航空会社の営業時間などを気にする必要はなく、自分の都合だけで操作できる。例えば急な出張の予約やチケット購入、また、ポイントの確認・利用など、さまざまな手続きがWeb上で手軽に行える。
新規プロジェクト立ち上げで頻繁に海外と日本を行き来しているメンバーのエアチケットをポイントでグレードアップし、フライトをよりゆったりと楽しんでもらうなど、生産性向上に寄与するポイントの使い方もできる。ここからは、こうした「ビジネスプラス」の特典について見ていきたい。
キャセイパシフィック自慢の
ラウンジ利用など魅力的な特典
「ビジネスプラス」の気になる特典だが、下記のように豊富なメニューがそろう。たまったポイントを使って、出張旅行をより有意義なものにしたい。
①アップグレード
フライト当日出発前に上位クラスの空席がある場合、一つ上のクラス(ファーストクラスを除く)にアップグレード
②ビジネスラウンジの利用
プレミアム感があり、ゆったりとした時間を過ごせることで定評のあるキャセイパシフィック航空のビジネスラウンジが利用できる。
③マルコポーロクラブ会員資格
招待したいユーザーをキャセイパシフィック航空の個人向けマイレージプログラムである「マルコポーロクラブ」に登録できる(グリーン会員。ステージ4以降はシルバー会員への招待も可能)。
➃キャッシュクーポン
この特典をチョイスすると、ステージに合わせて定められたクーポン枚数分の金額が、登録した金融機関の口座に振り込まれる(クーポン1枚につき5000円)。
⑤運賃の割引
ステージ3以降の企業には、運賃に割引価格を適用。
⑥手荷物の優先的取扱い
利用クラスに関わらずこのサービスが受けられ、手荷物受取で待たされることなく、出張先での時間を有効に使える。
こうした特典を受け取るにはまず登録が必要だが、現在、入会特典として、60ポイントのボーナスが受けられる。このタイミングを逃さず登録したい。
<PR>