消費者向けのマーケティング施策としてキャッシュバックキャンペーンを実施している企業は多い。しかし、キャッシュバックでハードルになるのが、煩瑣な手続きだ。銀行振込や現金書留、郵便局の払出証書などによるキャッシュバックは送金・受取ともに手続きに時間がかかり、手数料などのコストもかかる。さらに、銀行振込の場合は消費者から口座情報を取得する必要があり、個人情報管理という課題を抱えることになる。こうした課題をすべてクリアするのが決済事業を展開するイーコンテクストが提供する送金サービス「CASH POST(キャッシュポスト)」だ。どのようなサービスで、どんなメリットがあるのだろうか。

消費者に現金を届けるには時間と手間が必要だった

 消費者向けのキャンペーンは、商品の認知向上や売上拡大を図るためにどんなメリットを提供するかという“景品戦略”の重要性も高い。キャンペーンの景品として「ポイント還元」や「商品券」「現金」などを設定するケースが多いのではないだろうか。

 イーコンテクストが約1,100名の消費者を対象に実施した調査では、「どんなプレゼントのキャンペーンに応募したいか」という問いに対する回答で「現金」が54%、「ポイント還元」が17%を占めた。ここから明らかになったのは“景品として「現金」と「ポイント還元」が魅力的と思われている”というシンプルな事実だ。

 しかし、個人に現金を届ける“送金”に関して企業サイドの業務の負荷は大きい。一般的な送金手段としては銀行振込、郵便為替、郵便局の払出証書、現金書留などが考えられるが、銀行振込の場合、消費者から口座情報を取得して、経理部門に振込処理を依頼する必要がある。キャンペーン終了後も口座情報は個人情報として厳重に管理しなければならない。また、大量の郵便為替や払出証書、現金書留を送付するには膨大な手間と料金がかかる。郵便為替は送金時の窓口での手続きに時間と手間がかかるだけでなく、送金を受け取る消費者(受取人)も郵便局での手続きが必要になる。

メールアドレスと送金額の登録のみで送金できる「CASH POST」

 こうした課題をクリアしてスムーズに現金を届ける方法が、イーコンテクストが提供する送金サービス「CASH POST」だ。「CASH POST」の送金方法は実にシンプル。送金手続きに必要な顧客情報は、メールアドレスだけ。氏名も住所も口座情報も必要ない。専用ページにアクセスして、受取人のメールアドレスと送金額を登録するだけだ。

 「CASH POST」はサービス申し込みから1.5か月程度で利用開始できる。費用は初期コストと送金件数に応じた手数料を支払うだけだ。月次費用などは発生せず、手数料も郵便為替などと比べて1件あたり100円以上安くなるという。

 「CASH POST」への送金情報の登録はオンラインで簡単に完結する。管理画面から送金情報を個別に登録するほか、送金件数が多くても、メールアドレスや送金額などを記載したCSVファイルを一括登録することで瞬時に完了できる。恒常的に大量の送金が発生する場合は自社のCRMツールなどと「CASH POST」をAPI連携させて送金データを自動登録するといった方法も用意しており、自社の運用体制や事業規模に応じて選択が可能だ。


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 消費者の送金の受取りも簡単だ。「CASH POST」から送信される送金案内のメールには、受取り用の受付番号とURLが記載されている。受取人は銀行振込やドコモ口座、セブン銀行ATM、ローソンから、自分の都合のよい受取り方法を選択でき、最短即時で現金を受け取ることができる。従来の送金方法のように1、2週間入金を待つようなことはなくなり短時間で現金受取りが可能なため、顧客満足度の向上につながるはずだ。

実際に送金作業と現金受取りを体験してみた

 実際にどれほど簡単に送金ができるのか。「CASH POST」での送金作業を体験してみた。

1.最初に、メールアドレスと送金額を記載したアップロード用のCSVファイルを用意。今回は500円を送金してみることとする。

2.IDとパスワードを入力し「CASH POST」管理画面にログイン。

3.メニューより「一括送金登録」ページを開き、用意しておいたCSVファイルをアップロードする。

4.登録内容に不備がないかCSVファイルの情報をシステムがチェックして「チェック完了」の状態に。一瞬で完了した。

5.ページ内に表示される「登録」ボタンを押下すると「登録完了」となる。

 送金作業としては上記がすべてで、数ステップで完了する。メニューもシンプルで、マウス操作でクリックしていくだけなので、専門知識がなくとも簡単に送金作業を行うことができる。

 送金作業の後、現金の受取りも体験した。

1.スマホで「CASH POST」から届いたメールを開き、受取金額、受付番号、受取手続き画面のURLを確認。※PCでも手続きが可能。

2.URLをクリックして受取手続き画面を立ち上げ受付番号を入力し、不正アクセス防止用の画像認証を実行する。

3.受取方法の選択画面が表示される。今回はローソンでの受取りを選択した。

4.画面に表示される「Loppi専用コード」を、ローソンの店頭にあるマルチキオスク端末「Loppi」に読み取らせる。

5.Loppiで発行された申込券をレジに持っていく。店舗控えに署名するのと引き換えに500円が手渡された。

 「CASH POST」では、銀行振込、ローソン、ドコモ口座、セブン銀行ATMの4つの受取方法から希望する受取方法を選択できるが、今回は取材の帰りに自宅近くで立ち寄れるローソンを選択した。ローソンは身近な場所にあり、受取時間は7:00~21:30と幅広いため、場所や時間を気にする必要がないのはありがたい。 送金する企業にとっては、「送金業務・コストの負荷削減」「セキュリティリスクの低減」「スピーディな送金」が実現でき、個人にとっては入金を長期間待つことなく現金を手にできる「CASH POST」は双方にとってメリットがあるサービスだと言えるだろう。

コラム:
大きな効果を上げる導入企業も

 「CASH POST」はすでに530を超えるサイトやサービスで活用され、大きな効果を上げているという。実際、サービスの利用でユーザーが貯めたポイントの換金に「CASH POST」を導入している企業では、月約400件の送金作業をCSVファイルによる一括登録方式を利用し4時間程度で処理している。

 ユーザーができるだけ早い換金を希望するケースが多く、最短即時で送金できる「CASH POST」は、顧客満足度向上のために必須のサービスになっているという。「CASH POST」はキャッシュバックやポイント換金といったマーケティング視点での利用のほか、採用面接の交通費の精算に人事部門が利用したり、イベントの中止や商品の返品などによる返金に利用するケースも多く、送金や返金が発生するさまざまなシーンで活用することが可能だ。

 イーコンテクストが実施した導入企業に対するアンケートからは、導入効果として「従業員の工数削減」「送金にかかる時間の短縮」「お客様の送金の受取りやすさの向上」「送金手数料の圧縮」「個人情報取り扱い・管理コストの圧縮」が挙げられている。

 具体的な改善効果として「他部署の承認が不要で送金ができ、非常に便利である」「送金作業がほぼ一気に完了するので、返金案件が気楽になった」「顧客の口座情報を管理しなくともよくなり、銀行に振込に行く手間も省けた」などのコメントがあり、「
CASH POST」導入による送金業務の効率化を感じている企業が多いことが分かる。


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