自分で考え、エネルギッシュでプロのプライドを持てる人に

 現在、新卒・中途採用を積極的に進める同社が求める人材像について、杉野氏は「自走能力がある。エネルギー放射型。プロフェッショナルとしてのプライドを持てること」の3条件を挙げる。

自走能力とは、自分で考えて物事を進める力があること。コンサルタントの仕事は、顧客企業や案件によって常に異なり、一つとして同じものはない。どのような業種やサービス領域のプロジェクトに参画しても、自らが核となってドライブする能力が求められるからだ。

また、プロジェクトを推進するエネルギーも重要だ。企業が変革に取り組む際、本来の仕事を持つ顧客企業の社員にとっては追加の負担となるため、なかなか進まないことが多い。そこで、能力のある外部コンサルタントを入れて、「知恵と時間を買う」という側面が大きい。

だが、トップが変革を決断しても、従業員が慎重で非協力的なことも珍しくない。それでもプロジェクトをけん引するには、「顧客企業を本人たちよりも愛する」熱意とエネルギーが求められる。

プロフェッショナルとしてのプライドもまた必要だとする。顧客がいくら大企業であっても、また、どんなに強硬な反対にあっても気おされず、対等で互いの立場を尊重し合う関係の構築が可能となるからだ。
 

OJTなどのトレーニングも充実経営全般の経験を積める環境

 日本的コンサルティングファームを志向するレイヤーズ・コンサルティングの社内は「結束力の高い集団で、定着率もよい」(杉野氏)という。ロジカル・シンキングや、データ分析などのトレーニング・プログラムも整っており、他業種から中途入社しても、コンサルタントのスキルを基本から学べる。

OJTにも注力している。たとえば、チーム・メンバーに仕事を依頼する際、上司は仕事の目的と方法論を明確にするよう求められる。顧客企業の競争相手の分析を命じる時は、顧客企業側の強みを明らかにし、相手の弱点を見抜くという目的をしっかり伝える。これは、杉野氏が日ごろから社内に浸透を図っているものだが、同社が求める自走型の素養を磨く効果は大きい。

杉野氏は「単一分野の専門家を志向するよりは、経営全般を網羅してコンサルティングに携わりたい人、経営者を目指したい人は当社に適していると考えています。欧米では経営コンサルタント出身の経営者も多いが、我々も、日本企業の経営を担う人材を育てたいと思っています」と語る。経営全般を見渡す広い視野を持ちたいと考える若手にとって、レイヤーズ・コンサルティングは理想的な実践の場を提供していると言えるだろう。

 顧客企業の中に入り込みフットワークよく改革をしてくれる

レイヤーズ・コンサルティングは、日本で生まれたコンサルティング会社でありながら、日本企業の海外進出の支援など、活躍の舞台は世界に広がっています。同社は、複数の領域で高度な専門性を持ちながら、元気でエネルギッシュなコンサルタントが顧客企業の中まで入り込んでフットワークよく動いてくれます。顧客企業の立場になって、一緒に新しいものを創り上げてくれるのは頼もしい限りです。これからさらに大きく成長すると期待しています。

オリックス株式会社
シニア・チェアマン
宮内 義彦 氏
レイヤーズ・コンサルティング
経営諮問委員会委員長

 

レイヤーズ・コンサルティング 経営諮問委員
 委員長  宮内 義彦 氏  オリックス シニア・チェアマン
 委 員  和地 孝 氏  テルモ 元代表取締役会長
 委 員  原 良也 氏  大和証券グループ本社 元取締役会長
 委 員  野路國夫 氏  小松製作所 代表取締役会長
 委 員  新浪剛史 氏  サントリーホールディングス 代表取締役社長



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