カフェで座れる席を増やすために客ができることは?

習慣の違いから来る「空き容器の放置」問題

2018.01.19(Fri) 漆原 次郎
筆者プロフィール&コラム概要
カフェのテーブルには、使用済みの容器がよく置かれたままになっている。

 東京や京都などのカフェでは、日本人だけでなく、外国人の姿も多く見られるようになった。カフェの使い方の習慣が地域によって違うため、店内での行動のとり方もさまざまだ。

 最近よく目にする光景は、使用済みの空き容器をテーブルに置いたまま退店する人たち。空いた席が使われない状態が続くこともある。店員のこまめな店内巡回は対処法の1つとなるだろうが、客側も店員に声をかけるなどの協力をできないものだろうか。

外国人客は増加の一途、容器の“放置”を見る場面も

 訪日外国人の数は2010年代に入り、激増している。日本政府観光局の統計によると、2016年には約2403万人。わずか3年前の2013年比でも倍以上だ。政府は訪日外国人観光客数の目標人数を2020年で4000万人、2030年で6000万人としている。

年別訪日外国人数の推移。日本政府観光局の統計をもとに作成。

 カフェを利用する外国人客も、東京や京都などではごく普通に見かけるようになった。そして、こんな光景を目にすることもある。

 大きなキャリーバッグを引いて席に腰掛けた集団の外国人客たちが、フラペチーノを飲み、ケーキをほおばり、おしゃべりをする。そして店を去っていく。テーブル上に残されたのは使用済みの空き容器や食べかす・・・。その後、別の客がその席に近づくが、置かれたままの容器や食べかすを一瞥し、他の空席を探しだす。すぐまた別の客が来るが、やはり見切って別の空席を求めて彷徨う・・・。

 使用済み容器や食べかすがテーブルに放置されたままのため、しばらくの間その空席は使われない状態が続くことになる。

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1975年生まれ。神奈川県出身。出版社で8年にわたり理工書の編集をしたあと、フリーランス記者に。科学誌や経済誌などに、医学・医療分野を含む科学技術関連の記事を寄稿。日本科学技術ジャーナリスト会議理事。著書に『日産 驚異の会議』(東洋経済新報社)、『原発と次世代エネルギーの未来がわかる本』(洋泉社)、『模倣品対策の新時代』(発明協会)など。


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