カフェで座れる席を増やすために客ができることは?

習慣の違いから来る「空き容器の放置」問題

2018.01.19(Fri) 漆原 次郎
筆者プロフィール&コラム概要

「置きっぱなしみたいですよ」と伝えられる

 東京など大都市圏のカフェの混雑は常態化している。座れる席が少しでも増えれば、客としては満足感が増すが、逆になかなか席に着けなければストレスが生じる。

 使用済み容器が長いこと放置されることなく処分されれば、それだけ座れるのが確実な席が増えることになる。店にいる人たちはどんなことができるだろうか。

 テーブルを拭く役割の店員に、よりこまめに店内の状況を見渡して巡回してもらえれば、放置の見逃しは減るだろうし、処分してよいかの判断もしやすくなるだろう。だが、今も忙しそうに働いている店員たちに、今以上のことを求めるのは、店をよく使わせてもらう筆者としては気が引ける。

 すると、客側のちょっとした協力が効果的となるのではないか。近くのテーブルで5分、10分、15分と使用済み容器が放置されたままであることに気づいたら、近づいてきた店員に「置きっぱなしみたいですよ」と伝えることができる。また、新たな客が席を探していれば「置きっぱなしみたいだから、店員に尋ねたらいいかもしれませんよ」と伝えることもできる。

 カフェでの座席確保を巡っては、他にも長時間利用の問題や、椅子に荷物を置く問題などもある。空き容器の放置は小さな問題かもしれないが、今後こうした場面は増えていくことだろう。

 カフェもある種の公共の場。客の“おせっかい”的な協力が、その場の使われ方を少しだけ改善することにつながる。

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1975年生まれ。神奈川県出身。出版社で8年にわたり理工書の編集をしたあと、フリーランス記者に。科学誌や経済誌などに、医学・医療分野を含む科学技術関連の記事を寄稿。日本科学技術ジャーナリスト会議理事。著書に『日産 驚異の会議』(東洋経済新報社)、『原発と次世代エネルギーの未来がわかる本』(洋泉社)、『模倣品対策の新時代』(発明協会)など。


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