──スタッフの教育にあたって心がけたことはありますか。

佐藤 スタッフにとってのメリットをきちんと説明することです。こちらがプリントを売ろうといっても、彼らは単価が小さいプリントは売りたがらない。高いカメラやレンズが売れれば、それでいいわけです。

 そこで、「お客さんがこれだけプリントしてくれると、これだけ儲かりますよね」「それがリピーターにつながって結果的に売り上げが増えますよね」「売上が増えたら、あなたのインセンティブも増えますよね」と、相手にとっていかにメリットがあるかを具体的に説明しました。

──理詰めでいくわけですね。

佐藤 また、スタッフに上から命令するのではなく対等に接するようにしました。

 中国は基本的にタテ社会なので上からの命令は絶対です。現場に権限はありません。黙って上の言うことを聞くだけです。だから中国の店員はみんなうつむいて仕事をしています。

 僕らはそこに横から入っていき、対等に話をしました。あなたの売上をあげるために我々も頑張ります、一緒に頑張りましょう、というスタンスで接したんです。最初はみんなびっくりしていましたが、それによって見違えるほどモチベーションが高くなり、結果が出るようになりました。

どこの国でも結局は「人対人」

──サトーカメラはキヤノン・インディア(キヤノンのインド法人)のサポートもするそうですね。インドでは何をするのですか。