佐藤 まず、ニューデリーでイベントを行います。ショッピングセンターのイベント会場などで、カメラやプリンターをお客さんに実際に触ってもらいながら販売するイベントです。イベント自体は電通が計画して、中身の運営や接客を僕たちが行います。

──中国のように販売店に入って指導することはしないのですか。

佐藤 それはまだ先でいいと考えています。中国でのカメラ販売はピークを過ぎましたが、インドのカメラ市場はまだまだ成長している段階です。まずは写真の楽しさや写真文化の奥深さをお客さんに知ってもらうための啓蒙活動をしようということです。

──中国からインドへとサトーカメラ流がどんどんアジアに広がりますね。

佐藤 中国に来る前は、中国の客は値段しか考えないと聞いていました。でも実際にこちらで売ってみると全然違っていました。

 ショールームの近所には地元のカメラ屋があってキヤノンのカメラを安く売っています。ネット通販ならばもっと安い値段です。一方、ショールームは定価に近い値段で売っています。それなのに「ここで使い方を教えてもらったほうがいい」「あなたは信頼できるからあなたから買うよ」と言って、わざわざショールームに来てくれるんです。

 自分の悩みを聞いてもらって、親身になって解決してくれたら、やはり嬉しいんですよ。結局は「人対人」なんですよね。実際に来てみて、日本も中国も一緒なんだということが分かりました。サトーカメラ流を、もっともっとアジアに広げていきたいと思います。

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