過去最高水準の求人数を記録している昨今の転職市場。このような市況だからこそ、自身の適正な市場価値を把握し、次のキャリアイメージを描くことは欠かせない。自身の市場価値を見誤ったまま転職活動を行うことは、スキルや条件面のミスマッチを招きかねないからだ。

 そこでお勧めしたいサービスが、「30代以上の転職成功者の割合」と「決定年収」の双方で高い水準を記録しているハイクラス転職サイト、ビズリーチ。今回は、同サイトへの登録をきっかけに、キャリアアップの成功をつかんだ事例をご紹介する。

事例1:「新しい挑戦」にこだわり、40代半ばでキャリアチェンジに成功

 1人目に紹介するのは、40代半ばにして初めての転職を決意し、異業界への転職で300万円の年収アップ(前職:年収1,300万円⇒現職:年収1,600万円)を実現した遠山氏(仮名)の事例だ。

 大学卒業以来、大手電機メーカーで商品企画やマーケティングに従事してきた遠山氏。30代半ばに一度、転職を検討したが、「ヘッドハンターと面談して、自分のキャリア価値を客観的に理解し、いかに今の環境が恵まれているかを認識できたので、留まることを決めました」と話す。しかし、本社の特命プロジェクトに参画し、経営陣の考えに触れながら国内外の事業に携わったことで考えが変わり始めた。「これからの人生のなかでもう一勝負したい」という思いを抱き始めたころ、転職経験のある知人から「45歳を超えると求人が大幅に減る」という話を聞いたことで、転職を決意したのだという。

 大きな変化を求めて転職活動を始めた同氏は、「ハイレベルな求人が多い」と知人に勧められたビズリーチに登録。求人を検索し、あえて異業界転職へのチャレンジを選んで、希望の求人を担当するヘッドハンターに自らアプローチした。

 登録直後は、業界経験がないことがネックになり、ヘッドハンターによる書類選考でNGが続いていたという。しかし、約4カ月の転職活動期間中に計4社と面接を行い、最終的には2社から内定を獲得。「待遇面は多少下がってもやむを得ない」と考えていたが、結果として300万円の年収アップに成功した。そこには一体どのような秘訣があったのだろうか。

 この点について遠山氏は、「ヘッドハンターや企業の採用担当者など、計6人の方と面接をしていただいたのですが、表現の違う同じ内容の質問が続きました。考え過ぎたり、意図的に答えを作ってしまったりすると、回答に矛盾をきたします。そこで自身の経験のなかで何がその回答となりうるのかだけを考えて、事実を話すことを心掛けました」と語る。自身の経験と向き合い続けたことが、異業界への挑戦の切符を手に入れることにつながったのだ。自身のキャリア価値を問い続けてきた時間こそが、遠山氏のキャリアチェンジを実現させる勝因になったと言っても過言ではないだろう。

>あなたの経歴を登録し、「自身の市場価値」を確かめよう

事例2:14人のヘッドハンターの助言を生かし、研究開発からセールスエンジニアへ

 2人目の事例は、メーカーの研究開発に5年間携わり、そこで得た知見を生かしてセールスエンジニア(前職:年収550万円⇒現職:年収750万円)として転職を決めた岩田氏(仮名)だ。

 岩田氏は大学卒業後、外資系メーカーで材料の研究開発に従事。入社5年目には、自分が研究段階から関わった製品の量産化に成功し、大きな達成感と同時に「ここでできることはやりきった」という感覚を得た。同時に、「セールスやマーケティングなど、よりビジネスに近い仕事に挑戦してみよう」と考えていたタイミングで、SNS広告で知ったビズリーチに登録したという。

 同氏のユニークな点は、ビズリーチ経由で計14人のヘッドハンターとコンタクトを取り、職務経歴書の書き方や面接のコツなど、さまざまなアドバイスを受けたことだ。なかでも「企業の求人情報から、どんな経歴やスキルが求められているかを読み取り、自分のどんな実績や強みが企業にとって魅力的に映るかを考える」というアドバイスは、転職活動において非常に役立ったと話す。

 ヘッドハンターとの対話を通じて自身の考えを整理した後には、紹介された約30の求人から3社の選考に進む。そこから選んだ1社は、くしくも学生時代に一度不採用になった会社だった。「内定が出た後はすぐに承諾しました」と話すことからも、岩田氏にとって満足度の高い転職活動だったことがわかる。

 岩田氏の成功の鍵は、ヘッドハンターを「転職市場を知るプロ」と捉えて、徹底活用した点にある。たとえすぐに転職しなくとも、自身の市場価値を客観視することは、キャリア形成を考えるうえで貴重な機会になるだろう。

 転職を検討している人にとっても、そうでない人にとっても、「自身の市場価値を高めたい」と考える人にとって、自身の今の市場価値を知ることは、いずれ大きな意味を持ってくるのだ。

>あなたの経歴を登録し、「自身の市場価値」を確かめよう

<PR>