世界は今、激しい技術革新の時代で「第4次産業革命」と言われ、IoTやAI、ビッグデータ、ロボット、ブロックチェーンなどにより、経済も社会も人間生活も根底から変わろうとしている。そうした時代に直面している状況においては、単に大学を卒業しただけのスキルで人生を生きていくのは難しい。そうした中において、社会人の学び直し・リカレント教育の重要性が高まっている。

産業技術大学院大学は平成18年の開学以来、マネジメント能力を備えた高度なIT技術者である「情報アーキテクト」という人材と、技術を価値として提供し、産業分野でイノベーションをもたらす「ものづくりアーキテクト」という人材を育成するという使命を果たしてきた。

同学では、そうした人材を育成するために、独自のPBL型教育(AIIT PBL)を実施している。AIIT PBLとは、数名の学生がチームとなり、1年かけてプロジェクトに取り組む中で、実社会で真に役立つコンピテンシー(業務遂行能力)を獲得するプログラムであり、イノベーションに重要な問題開発力や問題提起力、問題解決力などを身につけた人材を育成するために有効な教育手法である。

AIIT PBLの教育プログラムでは、1年次に知識・スキルを体系的に学修する講義・演習科目を履修し、2年次のPBLで1年次に学んだ知識・スキルを実践的に活用することで業務遂行能力を獲得する。PBLでは年齢・性別・国籍・職業・役職の異なる多様な学生がチームとなりプロジェクトを遂行していく。

また、独自のPBLのマネージメントシステムとして、産業界の声を取り入れて、PBLのテーマを決定したり、外部からの専門家を招くなど、評価制度を整えている。

さらに、独自の評価システムを取り入れ、学生個人が「PBL活動に貢献しているかどうか」、「獲得したコンピテンシーが専門職修士レベルかどうか」という観点で、同学の全専任教員と外部評価者によって、各学生を適切に評価している。

社会人が学びやすい各種制度が充実
公立大学のため学費の負担も少ない

 同校では社会人学生が学びやすいよう、主に平日夜間・土曜に授業を開講しているほか、仕事と学修を両立させるための様々な制度が充実している。

講義科目は全て録画・保存しており、遠隔地からの視聴や繰り返しの復習が可能となっているため、時間の制約のある学生でも学修を進めやすい。また、録画された授業はライブラリ化し、このビデオライブラリを、修了後も10年間無料で視聴可能とする制度を導入している。

また、一部の授業では、『ブレンディッド・ラーニング』という対面授業と録画授業を混合(ブレンド)して行う授業形態を採用している。録画授業はWeb環境があれば大学に来なくても好きな時間にどこでも受講することができる。録画授業を視聴し、十分な知識を獲得した上で対面授業に臨み、グループワークや演習等の能動的で実践的な学修を集中して行うことにより、学習効果の高まりが期待される。『ブレンディッド・ラーニング』を活用すれば、週2回開講される授業のうち1回は通学し、1回は自宅等で受講することも可能で、通学の負担が軽減される。

通学の負担を減らすためには、秋葉原サテライトキャンパスの利用も可能だ。品川シーサイドキャンパスで開講している授業(一部を除く)を秋葉原サテライトキャンパスでリアルタイムに受講でき、リモートから教員への質問も可能なため、職場や自宅から近いキャンパスを選んで受講することができる。
さらに、同校は公立大学のため私立大学等と比較すると学費が低く、入学料は東京都の住民は141,000円、その他の方は282,000円、年間の授業料は520,800円である。

さらに、授業料の減免・分納制度や奨学金、厚生労働省の専門実践教育訓練給付金等を利用すれば、費用負担をより抑えられる。

まずは1科目から授業を履修
蓄積した単位を入学後に活用可能

 学び直しをしたいと思っていても、いきなり大学院へ進学するのはハードルが高いという方もいるだろう。そうした方はまずは科目等履修生として1科目から授業を履修することもできる。

同校の科目等履修生はAIIT単位バンク登録生と呼ばれ、修得した単位を蓄積しておくことができる。正規の学生として同校に入学した際には、蓄積している単位を既修得単位として認定するとともに、単位数に応じて授業料も減免される。

産業技術大学院大学には、このように社会の多様な課題を解決できる高度専門職人材を着実に育成するための教育プログラムと、社会人を受け入れるための環境が整備されている。自ら学びたいという高い志を持った方にぜひ入学してほしい。


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