小料理屋で経営幹部仲間からクラウドサービス「kintone(キントーン)」を薦められた岡本社長。
勢いで「うちも導入するか!」なんて言ったものの、本当に自社の体質に合うのか不安な岡本は、社員に相談してみることにした。
岡本 あ、櫻井くん、今いいかね?
櫻井 なんですか?改まって。
岡本 この前、クラウドの営業支援ツールがどうのって言ってたろ。
櫻井 はい。売上をすぐにグラフにできれば経営状況もひと目で把握できるし、営業状況を集約すればノウハウを共有できて良いんじゃないかなーって思ったんですよね。でも、うちの社員に使いこなせるのかなぁ……。
岡本 いや、それがパソコンが苦手でも簡単にできるものがあるらしくてね。
……kintone(キントーン)って知ってるか?
櫻井 kintone?
岡本 えーっと……営業と生産のコミュニケーションがとれたり……。
青井 kintoneは、素早くかつ簡単に必要な業務アプリが作れるサイボウズのクラウドサービスですよね。サーバーの調達やインストール作業が必要ないので導入も早いし、アプリ作成もカスタマイズも簡単。しかもスマートフォンやタブレット用の表示形式に自動変換されるので、外出先でも使いやすいんですよ。
櫻井 へ~!いいじゃない。
岡本 さすが情報システム部。詳しいな。
青井 実はkintoneの広告を東京駅で見たんです。カッコいいんですよ。僕もあんな風に、システム面から会社の売り上げに貢献できる“攻めの情シス”になりたいなって思っていたんですよね。
櫻井 へ~!“修理屋さん”、けっこう色々考えているのね。
青井 その呼び方、やめてくださいよ。
岡本 青井くんは、“修理屋”って呼ばれているのか?
青井 そうなんですよ。みんな情シスの仕事を誤解してるっていうか……。ひどいですよね。本来、情報システム部といえば、専門知識を活かしてシステム面から会社の経営に貢献する部門なのに……。
岡本 それじゃあ、みんなを見返してやれよ。kintone導入のことはお前に任せるから。
青井 ハイ! もう導入は決めているんですか?
岡本 30日の無料お試し期間というのがあるらしいから、まずはそれを試してみるかな。現場が使いこなせるか試してみないと分からんからな。青井くんは、今のわが社にどんなシステムが必要だと思う?
青井 まず提案したいのは、営業部門と生産部門の“見える化”ですね。
岡本 確かに、それは以前からの懸念事項だ。ウチは営業と生産部門が物理的に離れているからすれ違いも多いし、受注と生産の流れをスムーズにできるアイデアはあるかな?
青井 それなら、営業日報を作成しましょう。営業部には外出先から受注状況を即時入力してもらうことで、いち早く情報共有することができます。生産部門の対応状況も同じシート内に入力すれば、生産部の余力を営業部が把握することもできて、一石二鳥ではないでしょうか。
岡本 おお!それが実現できれば、顧客対応が大幅に早まるな。
青井 そうですね。これまでは、営業部員が帰社して、報告書を作成して、上司が承認して、工場にファックスして……と時間がかかっていましたからね。
櫻井 でも、うちの会社、アナログ派が多いですよ。使いこなせるかな?
岡本 それなら大丈夫だろう。なんてったって、“私が”大丈夫だと思ったんだから。
櫻井 あー、岡本社長、アナログ派代表でしたね(笑)。
青井 導入準備と現場への説明は私に任せてください。他にもどんなことができるか、検討してみます。
~約1ヵ月後~
岡本 青井くん、kintoneを使ったツールの評判はどうかね?
青井 そうですね。既存のエクセルデータを流用できるので導入もスムーズでしたし、シンプルな設計にしたので、現場の方も使いこなしてくれているみたいですよ。
岡本 ほう。
青井 「提案の進捗状況をチェックできる機能がほしい」「業績目標と達成度がわかる機能がほしい」など、ちょこちょこ追加機能を要求されるんですが、kintoneならほんのひと手間で変更できるので、どんどん現場に即した使いやすいツールに進化していると思います。
岡本 現場のアイデアをシステムに盛り込んでいるってわけか。
青井 はい。やはり使うのは彼らですから。
櫻井 アナログ派の社員たちも意外と使いこなしているみたいですよ。特にコメントを書き込む欄が。ブログ感覚で報告できて、みんなの状況も把握できるのがいいみたいですね。顔写真を貼ることで親密度アップにつながったみたいです。
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青井 ですね。これまでメールで1対1のコミュニケーションしかできていなかったのが、みんなで意見を共有できるようになったので、意思決定が早くなったように思えます。会議の時間も格段に短くなりました。
岡本 データを即時にグラフ化してみることができるから、私のほうでも次の手を打ちやすいよ。
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青井 A社の緊急発注に対するご決断、素早かったですよね。
岡本 営業と生産の状況をリアルタイムで把握していたからね。自信を持ってGOを出せたよ!
青井 ところで、岡本社長。次は、人事総務部の従業員管理システムをkintoneで作成したいと思うんですが。
岡本 いいね!導入にどれぐらいかかりそう?
青井 テスト期間も含めて1週間ぐらいあれば……。
岡本 いいんじゃないか。任せるよ。
櫻井 社長、カスタマーサービス部門でも、顧客満足度を高めるために、クレーム管理ツールを導入したいという声が出ていますよ。
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岡本 青井くん、対応する余裕あるかな?
櫻井 青井さんに相談に乗ってもらいながら、作業は私のほうで進めてみようかとも考えていますが・・・
岡本 え、櫻井くんも使えるの?
青井 大丈夫ですよ!kintoneは専門知識がいらないので、慣れれば誰でもできますよ。実は、現場からもどんどん新しいアイデアがあがってきているんですよ。情シスも以前みたいに“修理屋”と呼ばれることもなく、会社経営に寄与する部門だと認識されつつあるみたいで。
岡本 ホント、驚くほど短期間でウチの体質は変わったな。食わず嫌いせず、kintone導入を決断してみてよかったよ。
櫻井 次の決算が楽しみですね。
岡本 本当だ。ワッハッハ!!
※物語(本文・イラスト)はフィクションです。実際の企業・団体とは関係ありません
◆kintoneのおさらい
POINT1:複雑な設定は不要!今日からできる業務改善
Webからの申し込み後、すぐに利用することができます。サーバーの調達やインストール作業は必要なく、自社の業務に合わせたアプリケーションを簡単に設計することができます。
POINT2:モバイル対応で、外出先でも利用可能
クラウドサービスのため、営業先などでも容易にアクセスができます。スマートフォンやタブレットなどのデバイスにも対応しており、場所や時間を問わず利用することができます。
POINT3:強固なセキュリティ環境
利用企業ごとに異なる専用ログインURLが提供されるため、外部からの攻撃を受けにくく、強固なセキュリティ環境を実現。
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