風景が抜群の只見線早戸駅(写真はすべて筆者撮影)

(牧村あきこ:土木フォトライター)

 JR只見線は、絶景を味わえる「秘境路線」として人気が高く、見どころを紹介する情報は山のようにあふれている。だが、ユニークな個性を持ちながら、ほとんど観光客が訪れない「レア度」の高い3つの駅を紹介しよう。

 2022年10月1日、一部区間が長らく不通だった只見線(福島県会津若松駅-新潟県小出駅)が全線開通する。開通までに要した11年の軌跡と、流失した橋梁の復活の様子は、こちらの記事でお伝えしている。
只見線のキセキ、11年の長い年月を経てよみがえる橋と駅
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71893

※本記事に含まれている写真が配信先のサイトで表示されない場合は、こちらでご覧ください。https://jbpress.ismedia.jp/articles/gallery/71894

ホームの目の前がすべて只見川、開放感がすごい「早戸駅」

早戸駅ホームから見た只見川と対岸

 早戸駅のホームの正面は、目の前に只見川の川面が広がっていて、開放感が抜群だ。この付近の只見川は上流にもかかわらず川幅が広く、流れがゆったりしている。

コンクリート打ちっぱなしの壁が目を引く早戸駅舎

 しかも駅舎は、デザイナーズマンションで見かけるような、おしゃれな外観が印象的だ。