最大の収益源である半導体事業の減益幅が予想をはるかに上回ったためだ。

 サムスン電子の半導体事業の営業利益は7~9月期の13兆6500億ウォンから5兆ウォン以上減少したと見られている。

 大口顧客であるデータセンターなどで在庫整理が進み、DRAMの出荷量は10%以上落ち込んだと見られている。

1企業の決算を超える影響力

 サムスン電子の決算は、単に韓国大手企業の決算だと片づけることはできない。

 サムスン電子の営業利益額は、全上場企業の合計額の4割近くを占めていた。韓国全体の輸出額の14%、時価総額の17%も占めるマンモス企業なのだ。

 ここ数年、韓国の主力産業は次々とかつての収益力を失ってきた。造船、海運に続いて2018年には自動車メーカーの利益も急減していた。

 その中で、空前の半導体好況に支えられて、サムスン電子が圧倒的な利益を稼ぎ出し、全体の牽引役となっていた。

 「半導体の好況サイクルはいつかは終わる。その時、どの産業が取って代わるのか?」

 2年ほど前から、こんな懸念が出ていた。サムスン電子大幅減益の決算発表はだから、韓国経済全体の先行きに大きな懸念材料となっている。

サムスン副会長、判決を不服として控訴 韓国

サムスン電子の副会長で実質上のトップだった李在鎔(イ・ジェヨン)氏。前大統領、朴槿恵被告への贈賄などの罪で懲役5年の実刑判決を受けた。その後、高等裁判所に懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決を言い渡されている(2017年8月25日撮影、資料写真)(c)AFP/Chung Sung-Jun〔AFPBB News