年始あいさつのキーワードは「危機」

 「経済」に対する不安感はさらに韓国の産業界で強まっている。

 「新年、財界の第一声『絶体絶命危機状況』『変わらなければ生き残れない』」

 大手紙「中央日報」は1月3日付で、2019年の韓国財閥トップの「新年あいさつ」の内容を要約してこんな見出しの記事を載せた。

 米中通商摩擦や人件費高騰、成長分野が見つからない点など、韓国の産業界には明るい材料がなかなか見つからない。

 同紙は、年頭あいさつのキーワードを「危機」と報じた。

 文在寅大統領も、「経済」を最優先に掲げて動き始めた。1月2日、政府や国会、大法院トップなどが集まる新年会を、これまでの青瓦台(大統領府)ではなく、「中小企業中央会」で開催した。

 大法院長(最高裁判所長官)、首相、国会議長などとともに中小企業中央会会長や大韓商工会議所会長、李在鎔(イ・ジェヨン=1968年生)サムスン電子副会長、崔泰源(チェ・テウォン=1960年生)SKグループ会長、鄭義宣(チョン・ウィソン=1970年生)現代自動車グループ総括首席副会長なども招いた。

 文在寅大統領は、年頭あいさつでも「企業が投資しやすい環境を作ることに努力する。経済反転も雇用も結局は企業の投資から生まれる」などと語った。