新年あけましておめでとうございます。今年も日本ビジネスプレス(JBpress)をどうぞよろしくお願いいたします。日本ビジネスプレスは2008年の4月に会社を設立、2008年11月11日にオンライン・デイリー・マガジン、JBpressのサービスを始めました。

世界のリーダーが世代交代した2012年

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 おかげさまで会社としてもメディアとしても順調に成長を続けてまいりました。創立5周年を迎える今年は、さらなる飛躍の年にすべく、今まで以上に力を入れていくつもりです。一層のご愛顧をいただければ幸いです。

 2012年は世界各国のリーダーが一気に入れ替わりました。ロシアではドミトリー・メドベージェフ氏からウラジーミル・プーチン氏へ、フランスではニコラ・サルコジ氏からフランソワ・オランド氏へ。

 米国では、バラク・オバマ大統領と共和党のミット・ロムニー氏が激しい選挙戦を繰り広げた結果、オバマ氏が再選を果たし、米国のリーダーは代わりませんでした。

 しかし、大統領の右腕とも言える国務長官はヒラリー・クリントン氏からジョン・ケリー氏へと交代することが決まりました。

 約半月前に脳しんとうを起こしたクリントン氏は日本時間の大晦日、血栓が見つかったため緊急入院しました。

 世界中を飛び回らなければならない国務長官の激務が少なからず影響しているのでしょう。そういえば、かつて森英恵さんにインタビューしたとき、ソニーの盛田昭夫・元会長に何度もプライベートジェットに乗せてもらったと言っていました。

 そして、自前のジェット機で世界を飛び回ることが盛田さんの命を削ったのではないかと振り返っていました。飛行機の中でも休めない仕事は本当に大変だと思います。

 中国では2012年、10年ぶりに国家のリーダーたちが総入れ替えとなりました。中国共産党大会で新しい総書記に習近平氏が選ばれました。

 新しく選出された党中央委員205人はどのような人物なのか。JBpressでの連載がすでに195回に達している宮家邦彦さんが「中国株式会社の研究」で、その分析を始めています。日本の外交を考えるうえで極めて貴重な試みだと思います。ぜひお読みいただければ幸いです。