この前の3連休は休暇で韓国のソウルにいた。お隣の国なのに久しく行っていなかったこともあり経済成長の様子をこの目で見てみたかったのと、またJBpressの大切な寄稿者の1人である玉置直司さんを表敬訪問するためでもあった。

多少の身の危険も感じつつソウルへ

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順位 タイトル
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2 ついに本性をさらけ出した人民不在の中国帝国
3 日本の教育界にはびこる「井の中の蛙症候群」
4 尖閣に射爆撃場、それでも「中立」と言う米国
5 中国の工場の暴動に火を付ける人口動態
6 高価格な車が「高級な良品」だった時代は過ぎ去ったのか?
7 独裁国家の挑戦に怯まず構造改革を急げニッポン
8 「2つのインド」の物語
9 アラカン山脈の向こうにあった親日の国
10 アップル、いよいよ「iPad mini」発表と米紙報道
11 不幸な展開を迎えたBRICsの物語
12 中国に買収された米国ジャーナリズム
13 食べても太らない食事と必ず肥満になる食べ物
14 公的債務に関する歴史の教訓
15 「安全性」と「基地問題」を混同しているオスプレイ沖縄配備への反対運動
16 サンフランシスコ中華街でも増殖する「反日活動」
17 日本とIMF:お粗末な主催国
18 しらけムードに惨めな自虐ネタ、2つの政治パーティーで感じたやるせなさ
19 日本を盗人呼ばわりの中国、米国へ挑戦状
20 人はなぜかくも領土問題で熱くなるのか

 その旅行を計画した直後に韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が竹島に上陸、その後、天皇を侮辱する発言で日韓関係が急速に悪化、両国の国民感情も決定的に最くなり一時は訪韓をあきらめようと思った。

 正直な話、不愉快な気持ちだったし、多少は身に危険が及ぶのではないかという不安もあった。

 しかし、徹底的に格安にこだわって航空券を手配してしまっていたこともあって、結局は強行することにした。

 とはいえ、久しぶりのソウル旅行に対する期待はほとんど失せてしまっていたのは事実。

 どうせ日本人観光客はほとんどいないだろうし、日本語で話をしていたら感情の激しい韓国人にどんな目で見られるのだろうかと、ネガティブな“期待”まで頭をもたげていた。

 ところが、成田空港に到着したときからそんな“期待”が裏切られ始める。

 空港カウンターで航空会社の係員から「今日はほとんど満席です」と伝えられたのである。「何だよ~。日韓関係は最悪だったんじゃないのかぁ」

 係員がうれしそうに続けた。「韓国便は中国便と違って、ほとんど影響が出ていないみたいですね」「そうだったの・・・」

 韓国便満席の謎は、玉置さんにソウル市内の繁華街を案内してもらってすぐに解けた。まずはたいていの観光客が訪れるというロッテ百貨店の免税フロア。

 「免税店の販売は好調らしく、すでに9~11階の3フロア(11階は一部)もありますが、このまま中国人など外国人観光客が急増し続ければ、さらに増えるかもしれませんね。外国人観光客のショッピングの勢いは見ての通りのすさまじさです」とは玉置さんの弁だ。