先月、2つのパーティーに出席した。1つは、ホテルグランドパレスで9月12日に行われた友愛クラブの第500回記念例会に来賓として招かれた。もう1つが、26日にホテルニューオータニで行われた「鈴木宗男を叱咤激励する会」だ。
友愛クラブというのは、日本友愛協会ホームページによると以下のような団体である。
「鳩山一郎先生が提唱した友愛運動の基となった『友愛青年同志会』のOBを中心に1967年(昭和42年)に設立されました。
政治、経済、学術など幅広い分野から講師を招き、昼食を共にし、専門分野の講演をじっくり一時間拝聴するなどの勉強会を毎月開催、又、クラブ員の友好、情報交換、親睦と多様な活動を続けており、日本友愛青年協会を支援しています」
私も共産党参議院議員当時に招かれて以来、7~8回講師として例会に参加してきた。それが500回ということは、40年以上続いてきたということである。「継続は力」というがたいしたものである。
この例会には、政界では自民党から共産党まで幅広い国会議員が招かれ講演をしている。この日は、500回記念ということで森喜朗元首相、身内でもある鳩山由紀夫・邦夫兄弟、鈴木宗男氏など、多数の来賓が参加していた。
「鳩山由紀夫さんのようにはならぬよう」と森元首相
面白かったのは来賓の挨拶だった。
次回の衆議院選挙では立候補しないことを明言している森喜朗元首相は、1969年総選挙で初当選以来、14回連続当選を重ねてきた。言うまでもなく最古参議員である。
その森氏が、当選同期は小沢一郎氏、羽田孜氏、渡部恒三氏と自分の4人だけになったことを述懐しながら、「羽田さんは今季限りでの引退を表明している。恒三さんは後継者がいないと言っており、どうするか決めかねているようだ。小沢さんは、新党を作ったがもう終わりでしょう」と語った後、鳩山由紀夫氏本人を前にして、「私は引退の決意は固い。変わることはありません。鳩山由紀夫さんのような真似だけはしたくないと思っています」と言った時には、会場から爆笑が起こった。