本稿のベースとなったライブ配信セミナーのグラフィックスレコーディング。 (すべての絵は、最終ページに掲載)

 テレワーク専門のコンサルティング会社を経営して10年。「働き方改革」において、在宅勤務やサテライトオフィス勤務など、テレワークに対する企業の関心、動きは、日々大きくなっている。

 ここでは、2018年の「テレワーク」にまつわる10大ニュースから、2019年の日本の働き方の方向性をさぐる。

 なお、本稿は、テレワークマネジメント(本社北海道北見市)が、2018年1月28日に実施したライブ配信セミナーの内容をベースとしている。

テレワークの「今年の漢字」と「おさらい」

 数年前から、年末に、テレワークに関する「今年の漢字」を(筆者の独断で選定して)発表してきた。

 2018年の「テレワークの漢字」は、『変』。「働き方改革関連法案」の成立により、様々な改変が実施される。変革のスタートだ。

 一方、天候の変化が激しく、テレワークの必要性を感じる年でもあった。

 そして、何より、企業や人のテレワークに対する意識や制度や求めるものが「変化」していると感じる1年だった。

 テレワークの定義をおさらいしておこう。「ICTを活用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」だ。

 また最近は、いろいろなカタカナ言葉が登場しているので、「テレワーク」との関連を整理しておく。