⑩変化する日本のテレワーク

 11月は「テレワーク月間」と設定されており、セミナーやシンポジウム、国の表彰などが集中して行われる。

 2018年11月29日に開催された「『働く、が変わる』テレワークイベント・表彰シンポジウム」では、総務省・厚生労働省の表彰式が開催され、9社2人が大臣賞を受賞した。

 厚生労働大臣表彰の「優秀賞」を受賞した味の素は、社長自らがその取り組みを発表。テレワークは、もはや「福利厚生」ではなく、「企業戦略」へと変化していることを実感した。

●参考 JBpress 「女性のための在宅勤務」の時代は終わった!~経営層の本気プレゼンに見えた! 日本のテレワーク10のキーワード(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54860

2019年のテレワークは・・・

2018年の10大ニュースは、これから起こることの始まりに過ぎない。

 2019年はさらに日本の働き方改革が進められ、「事由のある社員」から「社員全員」へ、「都市部」から「郊外・地方」へ、「大企業」から「中小企業」へ、テレワークはさらに変化していく。

 最後に、筆者が選んだ、2019年のキーワードを示しておく。2020年東京オリンピック・バラリンピックを直前に迎えた2019年は、テレワークが日本に定着する重要な1年となることは間違いない。